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資料1-1 先進医療Bの総括報告に関する評価表(告示番号旧25) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26539.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第136回 7/14)《厚生労働省》
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重篤な有害事象はA群では11例(16.9%)、B群では14例(21.9%)
に発生した。Grade 4の事象として、A群で眼内炎1件(1.5%)、敗血
症1件(1.5%)、CPK増加1件(1.5%)、再発非小細胞肺癌1件
(1.5%)、頭蓋内腫瘍出血1件(1.5%)、脳卒中1件(1.5%)、B群で
再発非小細胞肺癌2件(3.1%)、重症筋無力症1件(1.6%)、肝機能
障害1件(1.6%)が発生した。なお、重篤な有害事象のうち、Grade3
以上の肺臓炎は、A群では2例(3.1%)、B群では2例(3.1%)に発
生している。
主な免疫関連副作用(発生頻度5%以上)は、以下のとおりであっ
た。A群では、肺臓炎8例(12.3%)、倦怠感7例(10.8%)、アスパラ
ギン酸アミノトランスフェラーゼ増加5例(7.7%)、その他4例
(6.2%)発現した事象として下痢、発熱、アラニンアミノトランス
フェラーゼ増加、クレアチニン増加、食欲不振がみられた。B群で
は、倦怠感17例(26.6%)、その他10例(15.6%)発現した事象とし
てアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、アラニンアミノ
トランスフェラーゼ増加、9例(14.1%)発現した事象として食欲不
振、8例(12.5%)発現した事象として低アルブミン血症、肺臓炎、6
例(9.4%)発現した事象としてクレアチニン増加、斑状丘疹状皮
疹、5例(7.8%)発現した事象として発熱、疲労、低ナトリウム血
症、ざ瘡様皮疹、4例(6.3%)発現した事象として下痢、口腔粘膜炎
がみられた。
転帰が死亡となった重篤な有害事象のうち、本研究治療との因果
関係ありと判断されたものはA群における肺臓炎1例1件、B群におけ
る心筋炎1例1件(本症例は重症筋無力症、筋炎、肝機能障害を伴っ
ており、いずれの事象も治療との因果関係ありと判定されている)
であった。
いずれも添付文書の記載から想定可能な副作用であったが、標準
治療であるA群のニボルマブ単剤療法に比して、試験治療であるB群
のニボルマブ+ドセタキセル併用療法で、主な有害事象・重篤な有
害事象・免疫関連副作用等の頻度は増加しており、また、有害事象
によりプロトコール治療が継続不可となった割合は、A群9.4%、B群
39.1%であった。
○結論
第Ⅲ相試験においてもニボルマブとドセタキセルの併用による有