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参考資料2 専門家有志による提言 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第93回 8/3)《厚生労働省》
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はじめに
 オミクロン株のBA.5系統を中心とした「第7波」の流行が拡大している。オミクロン株は従来の変
異株に比べると感染拡大の速度が非常に速く、入院のリスクや重症度は相対的には低いことが示さ
れている。しかし、「第7波」の流行では、我が国は過去に経験したことのない急激かつ大規模な
感染拡大に直面し、感染者のこれまでにない急増に伴い、重症者・死亡者数が増え、一部地域です
でに始まっている医療逼迫がさらに深刻化する懸念がある。
 国がこの状況においても、極力医療逼迫の深刻化を抑えつつ、社会経済活動の継続を選択する場合、
第7波以降の流行にも備えて、以下の2事項の検討が同時かつ緊急に必要である。
①感染拡大を招かない一人一人の主体的行動の涵養
②オミクロン株の特徴に合わせた柔軟かつ効率的な保健医療体制への移行
 ただし、上記①②を実行しても深刻な医療逼迫が発生する、あるいは発生しそうな地域では、国と
連携して一部の行動制限について判断が求められる
 なお、本提言は上記のような厳しい状況に対し、まずは現行法を基本とした運用に基づき、国に早急に
検討実施して欲しい事項を提案したものである。そして、将来の法的位置づけの方向性も記載した。
 国が現在の厳しい状況に対する対策を考えるうえで本提言が参考になれば幸いである。
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