よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021967.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第97回 8/10)《東京都》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

専門家によるモニタリングコメント・意見【医療提供体制】
モニタリング項目

別紙2

グラフ

8 月 10 日 第 97 回モニタリング会議のコメント

医 療 提

オミクロン株の特性に対応した医療提供体制の分析は以下のとおりである。
(1) 新型コロナウイルス感染症のために確保を要請した病床の使用率は、8 月 3 日時点の 55.4%(3,929 人/7,094
床)から、8 月 9 日時点で 58.3%(4,136 人/7,094 床)となった。
(2) オミクロン株の特性を踏まえた重症者用病床使用率は、8 月 3 日時点の 31.7%(133 人/420 床)から、8 月
9 日時点で 34.8%(146 人/420 床)となった。
(3) 入院患者のうち酸素投与が必要な方の割合は、8 月 3 日時点の 11.1%から、8 月 9 日時点で 11.4%となった。
(4) 救命救急センター内の重症者用病床使用率は、8 月 3 日時点の 74.9%(483 人/645 床)から、8 月 9 日時点
で 70.5%(456 人/647 床)となった。
(5) 救急医療の東京ルールの適用件数は、271.6 件/日となった。

供 体 制
の 分 析
( オ ミ
ク ロ ン
株対応)

PCR 検査・抗原検査(以下「PCR 検査等」という。)の陽性率は、検査体制の指標としてモニタリングしてい
る。迅速かつ広く PCR 検査等を実施することは、感染拡大防止と重症化予防の双方に効果的と考える。
濃厚接触者で、医師の判断により検査を行わずに、臨床症状で陽性と診断された患者 6,769 人は、陽性率の計
算に含まれていない。

④ 検査の陽性率
(PCR・抗原)

行政検査における 7 日間平均の PCR 検査等の陽性率は、前回の 51.4%から 8 月 9 日時点で 51.0%となった。
また、7 日間平均の PCR 検査等の人数は、前回の約 30,507 人/日から、8 月 9 日時点で約 27,501 人/日となった。
【コメント】
ア)検査の陽性率は 8 月 9 日時点で 51.0%と、依然として極めて高い値で推移している。この他にも検査を受け
られない、あるいは、把握されていない感染者が多数存在していると考えられる。
イ)新規陽性者数が極めて高い水準で推移する中、診療・検査医療機関に、検査・受診の相談が集中するなど、
検査が受けにくくなっている。都は、抗原定性検査キットの無料配付の対象を、濃厚接触者及び 20 代から 30
代の有症状者とし、検査機会の確保を図っている。
ウ)都は、診療・検査医療機関への負担軽減を図るため、自主的な検査で陽性だった場合に、発熱外来を受診せ
ずにウェブで申請し、医師が陽性を確定する「陽性者登録センター」を設置している。
エ)都では、主要ターミナル駅等に、お盆期間中に帰省や旅行をする都民を対象とした臨時の無料検査会場を、
-7-