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資料3-2-① 鈴木先生提出資料 (96 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第95回 8/18)《厚生労働省》
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新型コロナワクチンの有効性を検討した症例対照研究の
暫定報告(第四報):オミクロン株(BA.1/BA.2および
BA.5)流行期における有効性
• BA.5流行期においては、2回接種後5ヶ月後には発症予防効果は低程度であった。一方で、3回(ブースター)接
種により発症予防効果が中〜高程度まで高まる可能性が示された。2回接種と比較した3回接種の相対的な有効率
についても一定程度見込まれることがわかった。
• 諸外国の報告として、BA.5に対するワクチン効果に関する報告は非常に限られており、本調査結果では、
BA.1/BA.2に対する有効性と比較して一定程度有効性が減弱する可能性が示唆されたが、信頼区間も重なってお
り、解釈に注意を要する。ただし、BA.5流行期においても、2回接種から半年弱後の有効性は低下した一方、
ブースター接種によりワクチン有効率が高まることから、ブースター接種を検討するとともに、場面に応じた適
切な感染対策を継続することが重要である。
• 海外の報告からは、BA.1/BA.2流行期における重症化予防効果は発症予防効果よりも高い値でより長期間維持さ
れることが報告されており、未接種者も速やかに接種を検討することが重要である。
• ただし、度重なる免疫逃避能を有する変異株の出現および免疫の減衰の可能性から、オミクロン株を含めた変異
株に対応したワクチンの早期の開発および導入が待たれる。
• 本調査はあくまでも迅速な情報提供を目的としている暫定的な解析であり、今後もより詳細な解析を適宜行い、
経時的に評価していくことが重要である。
詳細については国立感染症研究所ウェブサイトに
掲載の報告書を参照されたい。

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