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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (4 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022059.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第99回 8/25)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ
①-5
-ア
①-5
-イ

① 新規陽性者数

8 月 25 日 第 99 回モニタリング会議のコメント
(1) 今週、感染経路が明らかだった新規陽性者の感染経路別の割合は、同居する人からの感染が 73.5%と最も多
かった。次いで施設(施設とは、「特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、病院、保育所、学校等の教育施
設等」をいう。)及び通所介護の施設での感染が 13.4%、職場での感染が 4.2%であった。
(2) 1 月 3 日から 8 月 14 日までに、都に報告があった新規の集団発生事例は、福祉施設(高齢者施設・保育所
等)3,267 件、学校・教育施設(幼稚園・学校等)808 件、医療機関 370 件であった。今週も高齢者施設での
集団感染事例が多数発生している。
【コメント】
ア)無症状の検査希望者は、PCR 等検査無料化事業を利用するなど、検査目的の受診を控えることを普及啓発
する必要がある。
イ)体調に異変を感じる場合は、まず、外出、人との接触、登園・登校・出勤を控え、発熱や咳、咽頭痛等の症
状が軽い場合は、余裕をもって、かかりつけ医、発熱相談センター、#7119 又は診療・検査医療機関に電話相
談し、特に、症状が重い場合や、急変時には速やかに医療機関を受診する必要がある。感染の不安がある方は、
「新型コロナ・オミクロン株コールセンター」が電話相談を受け付けている。
ウ)70 代及び 80 代以上は施設で感染した割合が高く、施設での感染は 70 代が 28.9%、80 代以上では 72.2%
となっている。高齢者施設等における感染防止対策の徹底が必要である。
エ)保育所等でも、依然として施設内感染の発生が報告されている。多くの同居する保護者が感染し、または濃
厚接触者となり、就業制限を受けている。
オ)会食は換気の良い環境で、できる限り短時間、少人数とし、会話時はマスクを着用し、大声での会話は控え
ることを繰り返し啓発する必要がある。
カ)職場での感染を防止するため、事業者は、従業員が体調不良の場合に電話相談、休暇取得や受診を勧めると
ともに、テレワーク、オンライン会議、時差通勤の推進、換気の励行、3 密を回避する環境整備等の推進と、
基本的な感染防止対策を徹底することが引き続き求められる。

①-6

今週の新規陽性者 147,098 人のうち、無症状の陽性者が 13,899 人、割合は前週の 9.9%から 9.4%となった。
【コメント】
無症状や症状の乏しい感染者からも、感染が広がっている可能性がある。症状がなくても感染源となるリス
クがあることに留意して、日常生活を過ごす必要がある。
-4-