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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022059.html |
出典情報 | 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第99回 8/25)《東京都》 |
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モニタリング項目
グラフ
8 月 25 日 第 99 回モニタリング会議のコメント
めの医療に振り替えざるを得ない状況にある。加えて多くの医療機関では、医療従事者が陽性又は濃厚接触者
として就業制限を受けることにより、十分に人員を配置できない状態が長期化し、負担が増している。
ウ)入院調整本部への調整依頼件数は、8 月 24 日時点で 348 件となった。透析、介護を必要とする者や妊婦等、
翌日以降の入院調整を余儀なくされている事例が多数発生している。
エ)かつてない感染状況が続く中、保健所や入院調整本部から受入医療機関への依頼件数も、極めて高い水準で
推移している。陽性患者の入院と退院時には共に手続き、感染防御対策、検査、調整、消毒など、通常の患者
より多くの人手、労力と時間が必要であり、医療機関への負荷が長期化している。
⑥-2
⑥ 入院患者数
8 月 24 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 32%を占め、次いで 70 代が約 21%で
あった。
【コメント】
ア)入院患者のうち 60 代以上の高齢者の割合は約 77%と、引き続き高い値で推移しており、今後の動向に警戒
する必要がある。介助が必要な患者への対応に加え、重症患者へのケアにより、医療機関は多くの人手を要す
るようになっている。
イ)都は、受入医療機関と意見交換会を実施し、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用
による情報の共有化を進めている。
⑥-3
検査陽性者の全療養者数は、前回の 214,647 人から 8 月 24 日時点で 206,604 人となった。内訳は、入院患者
⑥-4
4,277 人(前回は 4,424 人)、宿泊療養者 6,284 人(同 6,476 人)、自宅療養者 130,031 人(同 136,078 人)、入院・
療養等調整中 66,012 人(同 67,669 人)であった。
【コメント】
ア)療養者数が極めて高い水準で推移している。療養者は、入院、宿泊、自宅のいずれかで療養しており、全療
養者に占める入院患者の割合は約 2%、宿泊療養者の割合は約 3%であった。約 95%の療養者が自宅療養(入
院・療養等調整中を含む。)を行っている。
イ)極めて多数の療養者に対応するためには、臨時の医療施設や酸素・医療提供ステーション、感染拡大時療養
施設等を含め、確保した病床等を、患者の重症度、緊急度、年齢等に応じて活用していく必要がある。
ウ)都は、34 か所、13,501 室(受入可能数 9,500 室)の宿泊療養施設を確保し、東京都医師会・東京都病院協会
の協力を得て運営している。50 歳以上または重症化リスクの高い基礎疾患のある方、同居の家族に重症化リス
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グラフ
8 月 25 日 第 99 回モニタリング会議のコメント
めの医療に振り替えざるを得ない状況にある。加えて多くの医療機関では、医療従事者が陽性又は濃厚接触者
として就業制限を受けることにより、十分に人員を配置できない状態が長期化し、負担が増している。
ウ)入院調整本部への調整依頼件数は、8 月 24 日時点で 348 件となった。透析、介護を必要とする者や妊婦等、
翌日以降の入院調整を余儀なくされている事例が多数発生している。
エ)かつてない感染状況が続く中、保健所や入院調整本部から受入医療機関への依頼件数も、極めて高い水準で
推移している。陽性患者の入院と退院時には共に手続き、感染防御対策、検査、調整、消毒など、通常の患者
より多くの人手、労力と時間が必要であり、医療機関への負荷が長期化している。
⑥-2
⑥ 入院患者数
8 月 24 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 32%を占め、次いで 70 代が約 21%で
あった。
【コメント】
ア)入院患者のうち 60 代以上の高齢者の割合は約 77%と、引き続き高い値で推移しており、今後の動向に警戒
する必要がある。介助が必要な患者への対応に加え、重症患者へのケアにより、医療機関は多くの人手を要す
るようになっている。
イ)都は、受入医療機関と意見交換会を実施し、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用
による情報の共有化を進めている。
⑥-3
検査陽性者の全療養者数は、前回の 214,647 人から 8 月 24 日時点で 206,604 人となった。内訳は、入院患者
⑥-4
4,277 人(前回は 4,424 人)、宿泊療養者 6,284 人(同 6,476 人)、自宅療養者 130,031 人(同 136,078 人)、入院・
療養等調整中 66,012 人(同 67,669 人)であった。
【コメント】
ア)療養者数が極めて高い水準で推移している。療養者は、入院、宿泊、自宅のいずれかで療養しており、全療
養者に占める入院患者の割合は約 2%、宿泊療養者の割合は約 3%であった。約 95%の療養者が自宅療養(入
院・療養等調整中を含む。)を行っている。
イ)極めて多数の療養者に対応するためには、臨時の医療施設や酸素・医療提供ステーション、感染拡大時療養
施設等を含め、確保した病床等を、患者の重症度、緊急度、年齢等に応じて活用していく必要がある。
ウ)都は、34 か所、13,501 室(受入可能数 9,500 室)の宿泊療養施設を確保し、東京都医師会・東京都病院協会
の協力を得て運営している。50 歳以上または重症化リスクの高い基礎疾患のある方、同居の家族に重症化リス
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