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○2 患者からの相談事例の現状について-2 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000203222_00016.html
出典情報 患者申出療養評価会議(第30回 1/21)《厚生労働省》
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(参考)医療機関等において患者申出療養として実施困難と判断した事例(35件)
令和3年12月末時点
医療技術名(対象疾患)

経過等

ニボルマブ投与
(卵巣癌脳転移)

現時点では当該疾患に対する有効性の科学的根拠がないことから、患
者申出療養の対象とはならないと判断。



CL2020投与
(脳内出血後の後遺症(慢性期))

脳出血慢性期後遺症に対する当該製品の投与について、安全性に係る
懸念があったことから、患者申出療養としての実施は不適当と判断。
また、製品の供給についても懸念あり。



スニチニブ(抗がん剤)投与
(悪性褐色細胞腫)

本疾患に対する当該治療は以前、国内で医師主導臨床試験
が実施されていた。本制度では自費診療部分(薬剤費用等)
は患者負担となり、高額な負担が予想されることから患者
自身が断念。



経皮的ラジオ波凝固療法
(左大腿骨骨腫瘍)



ニボルマブ投与
(頭頚部癌stage IVA)



本制度では自費診療部分(薬剤費用等)は患者負担となり、
高額な負担が予想されることから患者自身が断念。



リツキシマブ投与
(CIDP:慢性炎症性脱髄性多発神経炎)

海外・国内とも当該疾患に対する本治療の適応は無く、治験実施もな
し。スペインでCIDPに対して当該治療を実施し、有効例を認めたとの
報告あり(4例中2例が著明に改善)。高額な負担が予想されることか
ら患者自身が断念。(“Rituximab in treatment-resistant CIDP with
antibodies against paranodal proteins.“Neurol Neuroimmunol
Neuroinflamm., 2015)



免疫吸着療法
(拡張型心筋症)

他院の臨床試験で行ったものが研究終了のため施行不可となった。費
用が高額になることが予想され、患者自身が断念。



トラスツズマブ
(子宮頸がん)



パクリタキセル腹腔内投与
(胃がん腹膜播種)

左記治療を患者申出療養として受けたいと希望されたものの、主治医
等と相談した上で、まずは標準治療の実施が望ましいと判断され、ご
本人様も納得された。



耳介後部コネクターを用いた植え込み型補助心
臓による療法
(拡張型心筋炎・皮膚筋炎)

左記治療を患者申出療養として受けたいと希望されたものの、治療状
況等から、主治医等と相談した上で、まずは標準治療の実施が望まし
いと判断され、患者自身も納得した。

エムタンシン投与

有効性・安全性に関
する科学的根拠無し

費用面から
患者自身が断念

本制度では自費診療部分(薬剤費用等)は患者負担となり、
高額な負担が予想されることから患者自身が断念。

医師との相談の
結果、患者自身が
判断
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