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資料1-1 令和3年度血液製剤使用実態調査について1(牧野参考人提出資料) (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23372.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会 適正使用調査会(第1回 1/24)《厚生労働省》 |
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令和 3 年度適正使用調査会
フィブリノゲン値 150 mg/dL と回答した施設が全施設中の 87%と大多数を占め、FFP 使用指針に即
した適正な投与基準値が用いられていると考えられた。
クリオ製剤調製用の血漿製剤は、FFP-240 が全体の 2.9%、FFP-480 が全体の 97.1%であり、主
に FFP480 製剤が使用されていた。
図 3 クリオ製剤調製用の FFP の使用状況
図 4 クリオ製剤調製用の使用 FFP の血液型
使用 FFP の血液型は患者同型 FFP が 44.9%(15,612 単位)
、AB 型 FFP が 55.1%(19,100 単位)
使用されていた。
院内で調製した同種クリオ製剤の廃棄は、作製した施設(82 施設)の半数 50%(41 施設)でみら
れた。患者同型クリオは 2.0%(85 本)
、AB 型クリオは 2.2%(110 本)が使用されずに廃棄された。
日本人の人口構成上、合わせて 70%を占める A 型と O 型患者に使用可能な A 型クリオ製剤の使用を拡
げることが望ましいと考えられる。それにより、AB 型クリオ製剤は、B 型、AB 型(合わせて日本人口
の 30%)および血液型不明患者への使用に限定できる。A 型クリオ製剤の活用は、切迫している AB 型
FFP-480 の需要の大幅な減少、および、クリオ製剤の廃棄削減につながると期待される。
クリオおよびフィブリノゲン製剤の1回あたりの投与量は、平均でクリオは3バッグ、フィブリノゲン
製剤は3gという結果であった。濃縮フィブリノゲンの1回投与量は文献上、体重 1 kg あたり 50 mg
とされており、回答結果はこれに合致するものであった。ただ、FFP-480 から作製したクリオ製剤のフ
ィブリノゲン含有量は1バック当たり 0.6~0.7gであるとされており、3バックではトータル2g前後
の含有量と推測される。効率的な院内クリオ作製方法やクリオ製剤の至適投与量については、今後更なる
検討が必要であると考えられる。
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フィブリノゲン値 150 mg/dL と回答した施設が全施設中の 87%と大多数を占め、FFP 使用指針に即
した適正な投与基準値が用いられていると考えられた。
クリオ製剤調製用の血漿製剤は、FFP-240 が全体の 2.9%、FFP-480 が全体の 97.1%であり、主
に FFP480 製剤が使用されていた。
図 3 クリオ製剤調製用の FFP の使用状況
図 4 クリオ製剤調製用の使用 FFP の血液型
使用 FFP の血液型は患者同型 FFP が 44.9%(15,612 単位)
、AB 型 FFP が 55.1%(19,100 単位)
使用されていた。
院内で調製した同種クリオ製剤の廃棄は、作製した施設(82 施設)の半数 50%(41 施設)でみら
れた。患者同型クリオは 2.0%(85 本)
、AB 型クリオは 2.2%(110 本)が使用されずに廃棄された。
日本人の人口構成上、合わせて 70%を占める A 型と O 型患者に使用可能な A 型クリオ製剤の使用を拡
げることが望ましいと考えられる。それにより、AB 型クリオ製剤は、B 型、AB 型(合わせて日本人口
の 30%)および血液型不明患者への使用に限定できる。A 型クリオ製剤の活用は、切迫している AB 型
FFP-480 の需要の大幅な減少、および、クリオ製剤の廃棄削減につながると期待される。
クリオおよびフィブリノゲン製剤の1回あたりの投与量は、平均でクリオは3バッグ、フィブリノゲン
製剤は3gという結果であった。濃縮フィブリノゲンの1回投与量は文献上、体重 1 kg あたり 50 mg
とされており、回答結果はこれに合致するものであった。ただ、FFP-480 から作製したクリオ製剤のフ
ィブリノゲン含有量は1バック当たり 0.6~0.7gであるとされており、3バックではトータル2g前後
の含有量と推測される。効率的な院内クリオ作製方法やクリオ製剤の至適投与量については、今後更なる
検討が必要であると考えられる。
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