よむ、つかう、まなぶ。
資料4-1~2 ピランテルパモ酸塩 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00019.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第21回 9/12)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
資料 4-1
候補成分のスイッチ OTC 化に係る課題点とその対応策について
1.候補成分の情報
成分名(一般名)
ピランテルパモ酸塩
効能・効果
蟯虫の駆除
2.課題点とその対応策についてのこれまでの主な意見(ディスカッションペーパー)
※網掛け:パブリックコメントで御提出頂いた御意見のうち新たな課題点及び対応策を追記
スイッチ OTC 化する上での課題点等
課題点等に対する対応策、考え方、意見等
【薬剤の特性について】
特になし
【対象疾患と適正使用について】
○
○
医療機関や保健所等において検査を行った ○
セルフメディケーションの活用に当たって
結果、蟯虫症と判断された感染者が服用すべ
は、いわゆる健康あるいは病気に関する基礎的
きだが、自己判断のみで可能とすると、非感染
なリテラシーの蓄積が重要であるが、病気は社
者による服薬増加が懸念される。
会の進展等で変わっていくため、そこは薬剤師
昔は小学校ではセロファン法で検査してい
から教えてもらう、専門の先生から御指導いた
たが、セロファン法を行う検査センターがほ
だく等によって、診断に関しても乗り越えられ
とんどなくなり、検査ができないという状況
ると考える。(中長期的課題)
である。診断はどうするという問題はある。
○
蟯虫感染は、家族内で拡がる可能性が高い ○
本剤は、学校で蟯虫検査等をしていた一時期
ため、本人だけでなく、家族も予防的に服用す
に薬局でも販売しており、その当時は、家族も
る必要があるが、OTC として予防投与目的で
服用した方がよいと話していた。当時とは状況
使用が可能か。
は異なるが、薬の本質は変わっていないことか
○ OTC 化された場合、通常、使用者本人が薬
ら、どうやって課題点をクリアしてアクセスを
剤師の方から直接説明を受けなければならな
改善するか考えることが重要である。子どもが
いと思うが、例えば蟯虫検査をして、子ども1
服用する必要があるときに、親と一緒に医療機
人の感染が判明し、家族も飲まなければいけ
関に行くことは、子どもの心理的負担を考慮す
ないとなった場合はどうすればよいか。例え
ると、それほど需要がなくても、薬局に置いた
ば、子どもに飲ませる場合は子どもを連れて
方がいいと考える。
(中長期的課題)
行く必要があるか、また家族に勝手に飲ませ ○
ていいのか、消費者は判断できない。
○
家族に対する予防投与については、薬剤師は
家族の状況は全く分からないし、指導も全くで
要指導医薬品では、蟯虫症と判断されてい
きないという状況であることから、そもそも予
ない方(購入者の同居家族等)に販売すること
防投与していいのか、予防投与するとすれば、
ができない。同居家族への販売も認めるので
どのような要件・条件を満たすべきかをきちん
あれば、要指導医薬品の枠組みではなく、一般
と検討して整理する必要がある。御家族によく
27/53
候補成分のスイッチ OTC 化に係る課題点とその対応策について
1.候補成分の情報
成分名(一般名)
ピランテルパモ酸塩
効能・効果
蟯虫の駆除
2.課題点とその対応策についてのこれまでの主な意見(ディスカッションペーパー)
※網掛け:パブリックコメントで御提出頂いた御意見のうち新たな課題点及び対応策を追記
スイッチ OTC 化する上での課題点等
課題点等に対する対応策、考え方、意見等
【薬剤の特性について】
特になし
【対象疾患と適正使用について】
○
○
医療機関や保健所等において検査を行った ○
セルフメディケーションの活用に当たって
結果、蟯虫症と判断された感染者が服用すべ
は、いわゆる健康あるいは病気に関する基礎的
きだが、自己判断のみで可能とすると、非感染
なリテラシーの蓄積が重要であるが、病気は社
者による服薬増加が懸念される。
会の進展等で変わっていくため、そこは薬剤師
昔は小学校ではセロファン法で検査してい
から教えてもらう、専門の先生から御指導いた
たが、セロファン法を行う検査センターがほ
だく等によって、診断に関しても乗り越えられ
とんどなくなり、検査ができないという状況
ると考える。(中長期的課題)
である。診断はどうするという問題はある。
○
蟯虫感染は、家族内で拡がる可能性が高い ○
本剤は、学校で蟯虫検査等をしていた一時期
ため、本人だけでなく、家族も予防的に服用す
に薬局でも販売しており、その当時は、家族も
る必要があるが、OTC として予防投与目的で
服用した方がよいと話していた。当時とは状況
使用が可能か。
は異なるが、薬の本質は変わっていないことか
○ OTC 化された場合、通常、使用者本人が薬
ら、どうやって課題点をクリアしてアクセスを
剤師の方から直接説明を受けなければならな
改善するか考えることが重要である。子どもが
いと思うが、例えば蟯虫検査をして、子ども1
服用する必要があるときに、親と一緒に医療機
人の感染が判明し、家族も飲まなければいけ
関に行くことは、子どもの心理的負担を考慮す
ないとなった場合はどうすればよいか。例え
ると、それほど需要がなくても、薬局に置いた
ば、子どもに飲ませる場合は子どもを連れて
方がいいと考える。
(中長期的課題)
行く必要があるか、また家族に勝手に飲ませ ○
ていいのか、消費者は判断できない。
○
家族に対する予防投与については、薬剤師は
家族の状況は全く分からないし、指導も全くで
要指導医薬品では、蟯虫症と判断されてい
きないという状況であることから、そもそも予
ない方(購入者の同居家族等)に販売すること
防投与していいのか、予防投与するとすれば、
ができない。同居家族への販売も認めるので
どのような要件・条件を満たすべきかをきちん
あれば、要指導医薬品の枠組みではなく、一般
と検討して整理する必要がある。御家族によく
27/53