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資料2-1  令和2年度血液製剤使用適正化方策調査研究事業(面川参考人提出資料) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23372.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会 適正使用調査会(第1回 1/24)《厚生労働省》
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秋田県下小規模医療機関での保管管理状況


輸血記録の20年保管については20床未満で6施設が「保管していない」という回答であり,法
的根拠と実施の目的等の解説を合わせて行った。



赤血球製剤の保管管理に関しては、「家庭用冷蔵庫で保管している」と回答した施設が8施設存
在した。家庭用冷蔵庫では,保冷温度が一定ではなく温度範囲外となり製剤の品質を損なう点
について解説を行った。



同意書の取得している施設では,「救済制度」,「検体保管」,「記録保管」に関して説明し
ている施設は半数にも満たなかった。ことから,輸血療法の実施に関する指針での設定内容と
法的根拠を示し説明した。

秋田県下小規模医療機関での輸血検査の各項目の実施状況


「不規則抗体検査を実施していない」と回答した施設が9件,「交差適合試験での間接抗グロブ
リン試験未実施」3件などが確認された。輸血前・輸血時検査の実施内容と意義について再度,
解説実施した。

秋田県下小規模医療機関での輸血実施と副作用観察


輸血速度は「輸血開始15分後の輸血速度が10mL/minを超えている」施設が3件存在した。



遭遇した副作用に関する調査において,「ABO不適合」が1件,「血圧低下」や「意識障害」の
報告もあった。指針やガイドラインに沿った管理体制の確認が重要となる。
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