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資料2-2 指摘事項に対する回答 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27778.html |
出典情報 | 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第139回 9/15)《厚生労働省》 |
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先進医療総括報告書の指摘事項に対する回答1
先進医療技術名:パクリタキセル静脈内投与(一週間に一回投与するものに限
る。)及びカルボプラチン腹腔内投与(三週間に一回投与する
ものに限る。)の併用療法
2022 年 8 月 10 日
(埼玉医科大学国際医療センター 藤原 恵一)
1.本試験では当初、中間解析のタイミングを登録開始 3.5 年後か 255 イベン
ト確認時、有意水準を両側 0.3%、最終解析時の有意水準を両側 4.7%としてい
たところ、2014 年の改訂でそれぞれ登録開始 5.5 年後か 230 イベント確認
時、有意水準を両側 0.2%、最終解析時の有意水準を両側 4.8%とした旨の説明
がなされている(総括報告書 p41~42)。実際には中間解析はイベント数に基
づかず、症例登録開始から 5 年 5 ヶ月後の 2015 年 10 月の時点でのデータに
基づき 2016 年 2 月に IIDMC で審議されている。以上について、中間解析時
のイベント数と実際に用いた有意水準、最終解析時の有意水準を提示し、総
括報告書にも明記すること。また、主たる解析は層別無しの log-rank 検定を
行ったものと解釈するが、主たる解析の結果を提示する箇所に多重性調整済
みの有意水準と共に明記すること。
【回答】
中間解析時のイベント数は、dd-TCip 群で 112 イベント、dd-TCiv で 133 イベン
トであり合計 245 イベントでした。
中間解析の実施時期に関しては、ご指摘のとおり「登録開始 5.5 年後もしくは
230 イベント確認時」と設定されていました。
「登録開始 5.5 年後」は 2015 年 11
月に該当しますが、その 4 か月弱前の 2015 年 7 月下旬に発行した定期モニタリ
ングレポート(データカットオフ日:2015 年 6 月 30 日)にて、180 例のイベン
ト数が確認されました。この結果を受け、研究責任医師および統計担当者等を含
めた関係者で協議し、「230 イベント確認時」よりも「登録開始 5.5 年後」が先
に訪れることを予想して、
「登録開始 5.5 年後」となる 2015 年 11 月 1 日へ向け
て、実施医療機関への周知等の準備を進めました。(実際は 11 月 1 日が日曜日
であったため、直前の営業日 10 月 30 日をデータカットオフ日としています。)
しかし、2015 年 10 月 30 日のデータカットまでにイベント数が蓄積し合計 245
イベントに達した、というのが事実の経緯でございます。
中間解析で実際に消費した有意水準は 0.2%であり、最終解析時は 4.8%となって
おります。これらの中間解析時の優位水準および主たる解析の結果に多重性調
整済み有意水準を、総括報告書の表内に明記いたしました。
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先進医療技術名:パクリタキセル静脈内投与(一週間に一回投与するものに限
る。)及びカルボプラチン腹腔内投与(三週間に一回投与する
ものに限る。)の併用療法
2022 年 8 月 10 日
(埼玉医科大学国際医療センター 藤原 恵一)
1.本試験では当初、中間解析のタイミングを登録開始 3.5 年後か 255 イベン
ト確認時、有意水準を両側 0.3%、最終解析時の有意水準を両側 4.7%としてい
たところ、2014 年の改訂でそれぞれ登録開始 5.5 年後か 230 イベント確認
時、有意水準を両側 0.2%、最終解析時の有意水準を両側 4.8%とした旨の説明
がなされている(総括報告書 p41~42)。実際には中間解析はイベント数に基
づかず、症例登録開始から 5 年 5 ヶ月後の 2015 年 10 月の時点でのデータに
基づき 2016 年 2 月に IIDMC で審議されている。以上について、中間解析時
のイベント数と実際に用いた有意水準、最終解析時の有意水準を提示し、総
括報告書にも明記すること。また、主たる解析は層別無しの log-rank 検定を
行ったものと解釈するが、主たる解析の結果を提示する箇所に多重性調整済
みの有意水準と共に明記すること。
【回答】
中間解析時のイベント数は、dd-TCip 群で 112 イベント、dd-TCiv で 133 イベン
トであり合計 245 イベントでした。
中間解析の実施時期に関しては、ご指摘のとおり「登録開始 5.5 年後もしくは
230 イベント確認時」と設定されていました。
「登録開始 5.5 年後」は 2015 年 11
月に該当しますが、その 4 か月弱前の 2015 年 7 月下旬に発行した定期モニタリ
ングレポート(データカットオフ日:2015 年 6 月 30 日)にて、180 例のイベン
ト数が確認されました。この結果を受け、研究責任医師および統計担当者等を含
めた関係者で協議し、「230 イベント確認時」よりも「登録開始 5.5 年後」が先
に訪れることを予想して、
「登録開始 5.5 年後」となる 2015 年 11 月 1 日へ向け
て、実施医療機関への周知等の準備を進めました。(実際は 11 月 1 日が日曜日
であったため、直前の営業日 10 月 30 日をデータカットオフ日としています。)
しかし、2015 年 10 月 30 日のデータカットまでにイベント数が蓄積し合計 245
イベントに達した、というのが事実の経緯でございます。
中間解析で実際に消費した有意水準は 0.2%であり、最終解析時は 4.8%となって
おります。これらの中間解析時の優位水準および主たる解析の結果に多重性調
整済み有意水準を、総括報告書の表内に明記いたしました。
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