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13参考資料2-3 沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DTaP)(第15回ワクチン評価に関する小委員会資料1) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00024.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第49回 10/4)《厚生労働省》
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対応案①:5-7歳(就学前)へ追加接種
1.使用できる薬剤

DTaP(阪大微研トリビック®);薬事承認あり

2.安全性・有効性

国内の報告
・5-7歳を対象とした5回目のDTaP接種の臨床試験は国内では行われていない。
海外の報告
・4-6歳を対象とした5回目のDTaP接種についての有効性、安全性が報告される。
(10ページ(A)参照)

3.得られると考え
られる免疫保有
の状況

・接種後数年間(5歳-10歳頃)の抗体保有率の上昇が期待できる。
・その後、ワクチンの効果が減弱するに従って、抗体保有率が低い世代が出現すると考えられる。

4.乳児に期待
できる効果

乳児の患者100人程度の減少効果
・感染症発生動向調査では、2018年1-52週の乳児の患者数は約600人と報告される。
・5-7歳(就学前)への追加接種により、当該年齢の同胞を感染源とする乳児の感染を防げる
可能性がある。
・推定感染経路より、同胞が乳児への感染源となる割合は42%、6歳以上はそのうち37%であるこ
とより、約15%(乳児100人程度)に相当する乳児の百日せき患者の減少効果が得られると推定さ
れる。
*感染経路の内訳が1歳未満と6か月未満で同じと仮定する。

5.費用

約50億円
・1,500円 (DTaP) + 4,000円 (接種費用) =5,500円
・2018年度の出生数;918,397人とすると5,500円×918,397人=5,051,183,500円

6.乳児1人の重症
化(罹患)を防
ぐためにかかる
費用

約5000万円
・50億円÷100人=5000万円

7.その他

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