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資料3-2 鈴木先生提出資料 (92 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第104回 10/26)《厚生労働省》
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世界のインフルエンザの状況:要点
• 2022年38-39週:世界的にインフルエンザの状況は引き続き低レベルであった(A(H3N2)優位)。

• ヨーロッパでは、低レベル(シーズン外のレベル)ではあるが、北ヨーロッパの一部の国では微増傾向となっている。
AとBを散発的に認めている。
• 米国では、ILI・陽性数・陽性率・入院数の指標いずれも継続して増加している。全外来患者中のILI患者の割合は
シーズンの閾値を超えた(症候群の指標であるため解釈に注意が必要)。A(H3N2)が優位である。英国でもAが優位
に陽性数・陽性率が増加傾向である。
• 東南アジアでは、インフルエンザウイルスが継続して検出され、シンガポールで増加している。A(H3N2)が優位で
あるが、Bも認めている。
• 南アジアでは、インフルエンザウイルスの検出は微減した。主にインドでA(H1N1)pdm09が優位となっている。
• 東アジアでは、中国北部・韓国において、低レベルではあるが、微増微減を繰り返している。A(H3N2)が優位であ
る。
• 南米では、日本の夏季(現地の冬季)の流行が収まったが、主にアルゼンチンでA(特にA(H1N1)pdm09 )を中心
に再度増加傾向である(Bも一部検出)。アフリカ南部でも日本の夏季(現地の冬季)の流行が収まったが、再度B
(Victoria)とA(H3N2)が再度直近2ヶ月で増加した(直近数週間は微減傾向)。南半球のオセアニアでは、日本の
夏季(現地の冬季)の流行が収まり、低レベルとなっている。

• SARS-CoV-2の流行がサーベイランスに影響していることが考えられることから、
データの解釈には注意を要する。

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