新型コロナワクチン：ブースター接種
意向のない/接種を迷っている理由の検討

担当：
国立感染症研究所
新城雄士
有馬雄三
鈴木基

• 新型コロナワクチンにおいては、免疫の減衰や変異株の出現などから、ブースター（3回目または4回目）接種の重要性が示唆さ
れているが、国内においては、ブースター の接種率が伸び悩んでいる。

• 接種意向のない者や迷っている者において、どのような理由でそのような判断となっているかを検討することは、今後の政策や
リスクコミュニケーションに寄与すると考え、これを検討した。
• 2022年7-9月にマーケティングリサーチ会社により実施された新型コロナウイルス影響下での生活に関するアンケート調査結果
を後ろ向きに解析
• 対象：月ごとに全国の20代-60代各年代男女250名ずつ（合計7500名、月ごとの重複なし）
• 解析データ：年代、性別、ワクチン接種回数、ブースター接種意向および接種意向のない/接種を迷っている理由（複数回答可）
ワクチン接種回数分布

n (%)

4回接種

834 (11.1)

3回接種

4,247 (56.6)

2回接種

1,228 (16.4)

1回接種

40 (0.5)

接種していない

839 (11.9)

答えたくない

312 (4.2)

3回目のワクチン接種意向（2回接種者）

n (%)

接種したい

302 (24.6)

接種するつもりはない

428 (34.9)

迷っている・様子をみている

498 (40.6)

4回目のワクチン接種意向（3回接種者）

n (%)

接種したい

2,405 (56.6)

接種するつもりはない

473 (11.1)

迷っている・様子をみている

1,369 (32.2)

93

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