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別紙1 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00041.html
出典情報 先進医療会議(第107回 2/4)《厚生労働省》
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培養群で得られた胚とで、カイ二乗検定を用いて、統計学的な比較検討を行い
ます。

副次評価項目である、臨床的妊娠率、着床率、生産率については、当院にお
けるデータ(2019~2020 年)によると、タイムラプス培養を行わない場合の体
外受精・顕微受精について、臨床的妊娠率は 25.5%、着床率は 21.3%、生産率
は 21.3%とされており、本研究で得られたデータと、上記のデータについて、
カイ二乗検定を用いて統計学的な比較検討を行います。
次のご指摘にもありますように、本研究の結果のみで、タイムラプス培養が通常培養
よりも有効であると結論付けることは難しいと考えております。本研究と並行して行
う予定である、次の回答に記載を致しました多施設共同研究で、保険収載に向けた主と
なるエビデンスを創出し、本研究の結果については補足的な位置づけとして用いるこ
とと致します。
3.ロードマップについて
将来的な保険収載に向けたエビデンスを作るためには、本研究の結果を踏まえて、臨床的
妊娠率や生産率といった最終的アウトカムを主要評価項目とする、より大規模な研究(多施
設共同研究等)が必要と考えます。本研究の後に、このような研究を追加で実施する旨を明
記してください。
【回答】
日本医療研究開発機構(AMED)成育疾患克服等総合研究事業において、
「卵子活性化
・タイムラプス・ERA の有効性・安全性検証による生殖補助医療のエビデンス創出(研
究機関令和3年4月~令和6年3月)」という研究課題を採択いただいていますが、そ
の研究の一環として、令和4~5年度は JISART 加盟施設と共に前方視的コホート多施
設共同研究(目標症例数 100 例)を予定しておりますので、そちらについて追記致しま
した。
以上

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