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参考資料2 がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(健発第0331058号平成20年3月31日厚生労働省健康局長通知別添) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23760.html
出典情報 がん検診のあり方に関する検討会(第34回 2/4)《厚生労働省》
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乳がん検診

(1)検診項目及び各検診項目における留意点
乳がん検診の検診項目は、質問(医師が立ち会っており、かつ医師が自ら対
面により行う場合において、①の「なお」以下を除き、「質問」とあるのは「問
診」と読み替える。)及び乳房エックス線検査(マンモグラフィをいう。以下同
じ。)とする。
なお、視診及び触診(以下「視触診」という。)は推奨しないが、仮に実施
する場合は、乳房エックス線検査と併せて実施すること。


質問
質問に当たっては、現在の症状、月経に関する事項及び妊娠の可能性の有
無等を必ず聴取し、かつ、既往歴、家族歴、過去の検診の受診状況、乳房エ
ックス線検査の実施可否に係る事項等を聴取する。なお、質問は必ずしも対
面による聴取で実施する必要はなく、受診者に自記式の質問用紙を記載させ
ることをもって代えることができる。



乳房エックス線検査


別紙の2(1)②アに規定する基準に適合した実施機関において、両側
乳房について、内外斜位方向撮影を行う。



40歳以上50歳未満の対象者については、アの内外斜位方向撮影と共
に頭尾方向撮影も併せて行う。



乳房エックス線写真の読影は、適切な読影環境の下で、二重読影(この
うち1名は、十分な経験を有する医師であること。)により行う。 過去に
撮影した乳房エックス線写真と比較読影することが望ましい。

(2)結果の通知
検診の結果については、精密検査の必要性の有無を附し、受診者に速やかに
通知する。
(3)記録の整備
検診の記録は、氏名、年齢、住所、過去の検診の受診状況、画像の読影の結
果(視触診を実施した場合は、視触診の結果を含む)、精密検査の必要性の有無
等を記録する。
また、受診指導の記録を併せて整理するほか、必要に応じて個人票を作成
し、医療機関における確定診断の結果及び治療の状況等を記録する。
(4)事業評価
乳がん検診の実施に当たっては、適切な方法及び精度管理の下で実施するこ
とが不可欠であることから、市町村は、チェックリスト(市町村用)を参考と
するなどして、検診の実施状況を把握する。その上で、保健所、地域医師会及
び検診実施機関等関係者と十分協議を行い、地域における実施体制の整備に努

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