モニタリング項目

グラフ

11 月 17 日 第 107 回モニタリング会議のコメント
待できることを都⺠に周知し、接種を促進する必要がある。都では、⾼齢者施設等へのワクチンバス派遣や臨
時接種会場を増設するなど、⾼齢者へのワクチン接種を積極的に促進している。
ケ）従来型の新型コロナワクチンについては、5 歳以上とされていた初回接種の対象が、生後 6 か月から 4 歳
までの乳幼児に拡大されている。都内においても、一部の区市町村から順次、接種を開始しており、11 月 11
日からは都の大規模接種会場でも開始している。

コ）今冬は、季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症との同時流行が懸念されており、都では、イン
フルエンザワクチンの早期の接種も呼び掛けている。今週、都内の小学校において、インフルエンザによる
臨時休業措置（学年・学級閉鎖）がとられた。インフルエンザの今後の発生動向に注意する必要がある。
サ）世界的に流行の主体はオミクロン株 BA.5 系統であるものの、オミクロン株の亜系統である「BA.2.75 系統」
「BA.4.6 系統」
「BF.7 系統」
「BQ.1.1 系統」及び「XBB 系統」などが都内で複数報告されており、今後の動向
を注視していく必要がある。都では、これらの亜系統についてゲノム解析や変異株 PCR 検査等を行い、監視

① 新規陽性者数

している。
①−２

今週の報告では、10 歳未満 8.1％、10 代 13.2％、20 代 18.8％、30 代 16.1％、40 代 16.8％、50 代 13.6％、
60 代 5.9％、70 代 4.1％、80 代 2.5％、90 歳以上 0.9％であった。
【コメント】
ア）新規陽性者数に占める割合は、20 代が 18.8％と最も⾼く、次いで 40 代が 16.8％となった。行動が活発な
20 代から 40 代が依然として⾼い割合を示しており、今後の動向を注視する必要がある。
イ）若年層及び⾼齢者層を含めたあらゆる世代が感染によるリスクを有しているという意識を、都⺠一人ひと
りがより一層強く持つよう、改めて啓発する必要がある。

①−３
①−４

(1) 新規陽性者数に占める 65 歳以上の⾼齢者数は、先週（11 月 1 日から 11 月 7 日まで（以下「先週」という。）
の 3,442 人から、今週は 4,938 人となり、その割合は 9.4％となった。
(2) 65 歳以上の新規陽性者数の 7 日間平均は、前回の 553 人/日から、11 月 16 日時点で約 787 人/日となった。
【コメント】
ア）65 歳以上の⾼齢者数は、5 週間連続して増加している。⾼齢者は、重症化リスクが⾼く、⼊院期間も⻑期
化するため、引き続き今後の動向に注意する必要がある。
イ）医療機関での⼊院患者や⾼齢者施設等における⼊所者も、基本的な感染防止対策を徹底・継続する必要が
ある。
-3-