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資料1-1 ワーキンググループにおける評価報告書【No.2021-2】 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29581.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第34回 12/6)《厚生労働省》
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2. FlowTriever
透視下で Triever カテーテル先端を血栓
の近位まで進め、60cc シリンジを使用し
て、Triever カテーテルのサイドポートか
ら吸引を行い、血栓を除去する。
また、Triever カテーテルの内側から
FlowTriever カテーテルを通し、取り残さ
れた血栓まで到達させ、自己拡張型ワイヤ
ーフォームを血栓を取り込むように拡張
させる。その後、血栓を取り込んだ自己拡
張型ワイヤーフォームを Triever カテーテ
ル内に引き入れ、機械的に血栓を除去す
る。
8-1.

要望の妥当性について

医療上の有用性





ウ(該当しない)





疾患の重篤性



エ(該当しない)

【医療上の有用性に関するコメント】
急性肺血栓塞栓症(以下「急性 PTE」という。)に対する既存の治療法としては、「肺
血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン」
(2017 年改
1
訂版、2018 年 12 月 10 日更新) において、抗凝固療法が標準治療とされており、広範型
/高リスクの患者では出血のリスクに応じて血栓溶解療法や肺塞栓除去術が使い分けら
れたり、複数の治療法を組み合わせたりすることで治療されている。血栓溶解療法は血
栓塞栓子の溶解による速やかな肺循環の改善を目的として血行動態的に不安定な急性
PTE に対して行われることが多いが、血栓量が極めて大量である場合、薬剤を投与した
のみでは十分な効果が期待できないこと及び出血性合併症のリスクが懸念される。また、
出血のリスクが高く血栓溶解療法が困難な症例に対しては、カテーテル治療等により、
積極的に肺動脈血流の再開を図ることが推奨されている。一方、本邦では肺動脈に対す
る血栓吸引術や血栓破砕術に使用可能な専用のデバイスが承認されていないことから、
現状、ガイディングカテーテルや経皮的血栓除去用カテーテルを肺動脈にも応用するこ
とで血栓の除去を行っている。しかしながら、現行のカテーテル治療は十分な血栓吸引
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