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資料3-2―② 鈴木先生提出資料 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (第110回 12/14)《厚生労働省》 |
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(14-90 日)、
(8)3 回接種から 3-6 ヶ月(91-180 日)、(9)3 回接種から 6 ヶ月以降(181 日以
降)、(10)4 回接種から 13 日以内、
(11)4 回接種から 14 日-3 ヶ月(14-90 日)、(12)4
回接種から 3-6 ヶ月(91-180 日)
、
(13)4 回接種から 6 ヶ月以降(181 日以降)、
(14)オミ
クロン対応 2 価ワクチン(BA.1)接種から 13 日以内、(15)オミクロン対応 2 価ワクチン
(BA.1)接種から 14 日以降、
(16)オミクロン対応 2 価ワクチン(BA.4-5)接種から 13 日以
内、(17)オミクロン対応 2 価ワクチン(BA.4-5)接種から 14 日以降、の 17 つのカテゴリー
に分けた(1-13 まではいずれも 1 価ワクチン(従来株ワクチン)のみを受けた者である)
。
ロジスティック回帰モデルを用いて、オッズ比と 95%信頼区間(CI)を算出した。多変量解析
における調整変数としては、先行研究等を参照し、年代、性別、基礎疾患の有無、職業(医療
従事者かそれ以外)
、医療機関、カレンダー週、濃厚接触歴の有無、過去 1 ヶ月の新型コロナウ
イルス検査の有無、3 ヶ月以上前の新型コロナウイルス感染症診断歴、マスクの着用状況、飲酒
を伴う夕方・夜の会食への参加、今シーズン(2022-2023 シーズン)のインフルエンザワクチン
接種有無をモデルに組み込んだ。ワクチン有効率は(1-調整オッズ比)×100%で推定した。さら
に、国民の多くが 2 回以上の接種を完了していることから、2 回以上の 1 価ワクチンと比較し
た、オミクロン対応 2 価ワクチンの相対的な有効率も算出した。この際、1 価ワクチン接種から
3-6 ヶ月および 6 ヶ月以降の者との比較を行った。
特記事項として、国立感染症研究所やその他国内外の過去の知見から、接種回数よりも接種か
らの期間が有効率に影響を与えることが示唆されており、サンプルサイズの制限もあることか
ら、オミクロン対応 2 価ワクチンの接種者において、オミクロン対応 2 価ワクチンの接種まで
に 1 価ワクチンを何回接種しているかによるカテゴリー分けは行わなかった(1 価ワクチンを 2
回接種した者から 4 回接種した者までいる)
。また、相対的な有効率についても同様に、1 価ワ
クチンを何回接種しているかによるカテゴリー分けは行わなかった。
本調査は国立感染症研究所および協力医療機関において、ヒトを対象とする医学研究倫理審査
で承認され、実施された(国立感染症研究所における審査の受付番号 1332、1392)。
結果
関東地方の 10 医療機関において、2022 年 9 月 20 日から 11 月 30 日までに発熱外来等を受診し
た者で解析可能であった 4473 名が組み入れられた。うち、発症日不明および発症から 15 日以
降に受診した者 133 名、mRNA ワクチン以外を接種された者 30 名、接種されたワクチンの種類
が 1 回でも不明の者 270 名を除外して解析した。解析に含まれた 4,040 名(うち陽性 2,089 名
(51.7%)
)においては、年齢中央値(範囲)36(16 -93)歳、男性 2,189 名(54.3%)、女性
1,840 名(45.7%)であり、何らかの基礎疾患を 1,004 名(24.9%)で有していた(表 1)。また、
ワクチン接種歴について、未接種者は 435 名(10.9%)、1 回接種した者は 46 名(1.2%)
、2 回接
種した者は 927 名(23.2%)、3 回接種した者は 2,009 名(50.2%)、4 回接種した者は 550 名
(13.8%)、5 回接種した者は 34 名(0.9%)、であった(ワクチン接種回数の欠損 39 名を除く)
(表 2)。また、オミクロン対応 2 価ワクチンを接種された者のうち、オミクロン対応 2 価ワク
チン(BA.1)を接種された者は 102 名(52.8%)、オミクロン対応 2 価ワクチン(BA.4-5)を接
2
(8)3 回接種から 3-6 ヶ月(91-180 日)、(9)3 回接種から 6 ヶ月以降(181 日以
降)、(10)4 回接種から 13 日以内、
(11)4 回接種から 14 日-3 ヶ月(14-90 日)、(12)4
回接種から 3-6 ヶ月(91-180 日)
、
(13)4 回接種から 6 ヶ月以降(181 日以降)、
(14)オミ
クロン対応 2 価ワクチン(BA.1)接種から 13 日以内、(15)オミクロン対応 2 価ワクチン
(BA.1)接種から 14 日以降、
(16)オミクロン対応 2 価ワクチン(BA.4-5)接種から 13 日以
内、(17)オミクロン対応 2 価ワクチン(BA.4-5)接種から 14 日以降、の 17 つのカテゴリー
に分けた(1-13 まではいずれも 1 価ワクチン(従来株ワクチン)のみを受けた者である)
。
ロジスティック回帰モデルを用いて、オッズ比と 95%信頼区間(CI)を算出した。多変量解析
における調整変数としては、先行研究等を参照し、年代、性別、基礎疾患の有無、職業(医療
従事者かそれ以外)
、医療機関、カレンダー週、濃厚接触歴の有無、過去 1 ヶ月の新型コロナウ
イルス検査の有無、3 ヶ月以上前の新型コロナウイルス感染症診断歴、マスクの着用状況、飲酒
を伴う夕方・夜の会食への参加、今シーズン(2022-2023 シーズン)のインフルエンザワクチン
接種有無をモデルに組み込んだ。ワクチン有効率は(1-調整オッズ比)×100%で推定した。さら
に、国民の多くが 2 回以上の接種を完了していることから、2 回以上の 1 価ワクチンと比較し
た、オミクロン対応 2 価ワクチンの相対的な有効率も算出した。この際、1 価ワクチン接種から
3-6 ヶ月および 6 ヶ月以降の者との比較を行った。
特記事項として、国立感染症研究所やその他国内外の過去の知見から、接種回数よりも接種か
らの期間が有効率に影響を与えることが示唆されており、サンプルサイズの制限もあることか
ら、オミクロン対応 2 価ワクチンの接種者において、オミクロン対応 2 価ワクチンの接種まで
に 1 価ワクチンを何回接種しているかによるカテゴリー分けは行わなかった(1 価ワクチンを 2
回接種した者から 4 回接種した者までいる)
。また、相対的な有効率についても同様に、1 価ワ
クチンを何回接種しているかによるカテゴリー分けは行わなかった。
本調査は国立感染症研究所および協力医療機関において、ヒトを対象とする医学研究倫理審査
で承認され、実施された(国立感染症研究所における審査の受付番号 1332、1392)。
結果
関東地方の 10 医療機関において、2022 年 9 月 20 日から 11 月 30 日までに発熱外来等を受診し
た者で解析可能であった 4473 名が組み入れられた。うち、発症日不明および発症から 15 日以
降に受診した者 133 名、mRNA ワクチン以外を接種された者 30 名、接種されたワクチンの種類
が 1 回でも不明の者 270 名を除外して解析した。解析に含まれた 4,040 名(うち陽性 2,089 名
(51.7%)
)においては、年齢中央値(範囲)36(16 -93)歳、男性 2,189 名(54.3%)、女性
1,840 名(45.7%)であり、何らかの基礎疾患を 1,004 名(24.9%)で有していた(表 1)。また、
ワクチン接種歴について、未接種者は 435 名(10.9%)、1 回接種した者は 46 名(1.2%)
、2 回接
種した者は 927 名(23.2%)、3 回接種した者は 2,009 名(50.2%)、4 回接種した者は 550 名
(13.8%)、5 回接種した者は 34 名(0.9%)、であった(ワクチン接種回数の欠損 39 名を除く)
(表 2)。また、オミクロン対応 2 価ワクチンを接種された者のうち、オミクロン対応 2 価ワク
チン(BA.1)を接種された者は 102 名(52.8%)、オミクロン対応 2 価ワクチン(BA.4-5)を接
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