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参考資料3 令和3年度 厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「新規及び既存の放射線診療に対応する放射線防護の基準策定のための研究」分担研究報告書 (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000211244_00004.html |
出典情報 | 医療放射線の適正管理に関する検討会(第2回 1/26)《厚生労働省》 |
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では可能な限り被ばく線量を低減できるよう対応することが求められる.患者の受
ける被ばく線量を計算及び測定により確認・評価し,医療法及び 放射性同位元素等の
規制に関する法律(RI 規制法)に沿った運用方法(放射線防護措置)を研究者で検
討した.
3.研究結果
3-1.RALS 室に設置した CT 装置に関するアンケート調査
アンケートは,日本放射線腫瘍学会,日本医学物理学会,日本放射線技術学会の
メーリングリスト等を通して周知し,89 件の回答を得た.回答は施設当り 1 件とし
た.これは,国内で RALS 装置は 153 施設に納入されているため
6)
,58%から回答を
得たこととなる.結果の抜粋を以下に示す.
① 回答者情報
全国から回答を取得し,地域偏在は無かった.
② RALS 装置の仕様
アンケートに回答頂いた施設の RALS 装置と装填されている線源を表 1 に示す.
表 1.回答施設の RALS 装置と線源
線源
製造業者
エレクタ
Ir-192
イリジウム
Co-60
バリアン
装置名称
回答数
マイクロセレクトロン HDR V2
32
マイクロセレクトロン HDR V3
24
フレキシトロン HDR
15
Varisource-200
1
Varisource-iX
7
MultiSource
2
SagiNova
1
MultiSource
5
SagiNova
2
ベービッヒ
コバルト
③ RALS 装置からの漏洩線量
アンケートで得た漏洩線量計測値を表 2 に示す.漏洩線量は,RALS 装置の表面か
ら 0.5,1.0,2.0 m の距離における計測値とバックグランド値を入力頂いた.表中
の値は,バックグランドを減算したのち,RI 規制法で定められた装置の最大線源強
度に換算し,装置ごとの平均値(1cm 周辺線量当量率)を記載した.
220
ける被ばく線量を計算及び測定により確認・評価し,医療法及び 放射性同位元素等の
規制に関する法律(RI 規制法)に沿った運用方法(放射線防護措置)を研究者で検
討した.
3.研究結果
3-1.RALS 室に設置した CT 装置に関するアンケート調査
アンケートは,日本放射線腫瘍学会,日本医学物理学会,日本放射線技術学会の
メーリングリスト等を通して周知し,89 件の回答を得た.回答は施設当り 1 件とし
た.これは,国内で RALS 装置は 153 施設に納入されているため
6)
,58%から回答を
得たこととなる.結果の抜粋を以下に示す.
① 回答者情報
全国から回答を取得し,地域偏在は無かった.
② RALS 装置の仕様
アンケートに回答頂いた施設の RALS 装置と装填されている線源を表 1 に示す.
表 1.回答施設の RALS 装置と線源
線源
製造業者
エレクタ
Ir-192
イリジウム
Co-60
バリアン
装置名称
回答数
マイクロセレクトロン HDR V2
32
マイクロセレクトロン HDR V3
24
フレキシトロン HDR
15
Varisource-200
1
Varisource-iX
7
MultiSource
2
SagiNova
1
MultiSource
5
SagiNova
2
ベービッヒ
コバルト
③ RALS 装置からの漏洩線量
アンケートで得た漏洩線量計測値を表 2 に示す.漏洩線量は,RALS 装置の表面か
ら 0.5,1.0,2.0 m の距離における計測値とバックグランド値を入力頂いた.表中
の値は,バックグランドを減算したのち,RI 規制法で定められた装置の最大線源強
度に換算し,装置ごとの平均値(1cm 周辺線量当量率)を記載した.
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