よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料3 令和3年度 厚生労働科学研究費補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「新規及び既存の放射線診療に対応する放射線防護の基準策定のための研究」分担研究報告書 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000211244_00004.html
出典情報 医療放射線の適正管理に関する検討会(第2回 1/26)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

1.6
1.4

1.001

1.173

0.999

1.2

1.096

1.0

換算係数
0.8
Sv/Gy

1.090
1.087 1.042

1.024

0.6
別表第1

Ir-192

光子エネルギー

MeV

0.4

Co-60

0.2
0.0
0.0

0.1

1.0

10.0

図 1.光子エネルギーと実効線量への換算係数 Sv/Gy の関係
(平成 12 年厚生省告示第 398 号 別表第 1 より引用)
医療法施行規則第30条の9(貯蔵施設)においては「貯蔵時において 1 mの距離に
おける実効線量率が 100 µSv/h 以下になるように遮へいすることができるものとする
こと.」とされており,RALS 装置以外に RALS 室の貯蔵箱等に貯蔵されている診療用放射
線照射器具からの被ばく線量もこれ以下に見積もることができる.ここで,RALS 室で
の診療用放射線照射器具の使用は4号通知により,人体内に永久的に挿入する目的のも
のであって,I-125 又は Au-198 を装備しているものに限られている.しかし,多くは
I-125 であり,低エネルギーのガンマ線及びエックス線が対象となる.このため貯蔵箱
等の外への漏洩線量はほぼないと考えられる.
医療法施行規則第30条の3(診療用放射線照射装置の防護)に従った RALS 装置か
ら 1 m における実効線量率 µSv/h の算出値と計算式を表 7 に示す.表には,Ir-192 と
Co-60 の結果に加えて,散乱による光子エネルギーの減衰を考慮して,最も実効線量へ
の換算係数が高い 80 keV の光子線のデータも加えた.
表 7.RALS 装置から 1 m の距離での被ばく線量 µSv/h の算出値
RALS 装置

実効線量率

核種

µSv/h

計算式
線源収納容器の規定線量

µGy/h×換算係数

Ir-192

82.11

70×1.173

Co-60

70.21

70×1.003

80 keV 光子線(参考)

100.31

70×1.433

224