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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022937.html |
出典情報 | 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第112回 1/26)《東京都》 |
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モニタリング項目
グラフ
1 月 26 日 第 112 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、前回の約 9,771 人/日から、1 月 25 日時点で約 5,993 人/日に減少した。報
告に表れない感染者が多数潜在している状況が想定される中、今後、新規陽性者数が十分に下がりきらないま
ま増加に転じることに、引き続き警戒が必要である。
イ)都が実施しているゲノム解析によると、BA.5 系統の割合が、1 月 9 日までの 1 週間で受け付けた検体では
約 49%まで減少する一方で、オミクロン株の亜系統である「BQ.1.1 系統」
「BF.7 系統」
「BN.1 系統」
「BA.2.75
系統」及び「XBB 系統」などの割合が上昇している。これまで主流であった BA.5 系統から、これら亜系統へ
の置き換わりが進む過程で、新規陽性者数が再び増加する可能性がある。
ウ)米国で顕著に増加している「XBB.1.5 系統」が、都のゲノム解析でも検出されている。
「XBB.1.5 系統」は、
これまでのオミクロン株亜系統よりも感染者数増加の優位性が高いものと推定され、免疫逃避性が高い可能
① 新規陽性者数
性も指摘されており、今後の検出状況を注視する必要がある。
エ)都内では、季節性インフルエンザの患者数が増加しており、新型コロナウイルス感染症とともに、流行状況
を注視する必要がある。
オ)
オミクロン株対応ワクチンの接種率は、
1 月 24 日時点で、
65 歳以上では 71.2%であるが、
全人口では 38.9%、
12 歳以上では 42.8%となっている。引き続き早期のワクチン接種を呼びかける必要がある。また、小児の重
症者も報告されていることから、小児の接種も進める必要がある。
カ)職場や教室、店舗等、人の集まる屋内では、暖房の使用中でも定期的な換気を励行し、3 密(密閉・密集・
密接)の回避、人と人との距離の確保、不織布マスクを場面に応じて正しく着用すること、手洗いなどの手指
衛生、状況に応じた環境の清拭・消毒等、基本的な感染防止対策を徹底し、新規陽性者数をできる限り抑制す
る必要がある。
キ)自身や家族等の感染に備え、新型コロナ検査キット、市販の解熱鎮痛薬等や、1 週間分の食料品・生活必需
品などを備蓄しておく必要がある。また、体調変化時など迷った時は相談窓口に相談し、発熱や咳、咽頭痛等
の症状がある場合、重症化リスクの高い高齢者、小学生以下の小児、妊婦や基礎疾患がある方は、速やかに発
熱外来を受診する必要がある。
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グラフ
1 月 26 日 第 112 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、前回の約 9,771 人/日から、1 月 25 日時点で約 5,993 人/日に減少した。報
告に表れない感染者が多数潜在している状況が想定される中、今後、新規陽性者数が十分に下がりきらないま
ま増加に転じることに、引き続き警戒が必要である。
イ)都が実施しているゲノム解析によると、BA.5 系統の割合が、1 月 9 日までの 1 週間で受け付けた検体では
約 49%まで減少する一方で、オミクロン株の亜系統である「BQ.1.1 系統」
「BF.7 系統」
「BN.1 系統」
「BA.2.75
系統」及び「XBB 系統」などの割合が上昇している。これまで主流であった BA.5 系統から、これら亜系統へ
の置き換わりが進む過程で、新規陽性者数が再び増加する可能性がある。
ウ)米国で顕著に増加している「XBB.1.5 系統」が、都のゲノム解析でも検出されている。
「XBB.1.5 系統」は、
これまでのオミクロン株亜系統よりも感染者数増加の優位性が高いものと推定され、免疫逃避性が高い可能
① 新規陽性者数
性も指摘されており、今後の検出状況を注視する必要がある。
エ)都内では、季節性インフルエンザの患者数が増加しており、新型コロナウイルス感染症とともに、流行状況
を注視する必要がある。
オ)
オミクロン株対応ワクチンの接種率は、
1 月 24 日時点で、
65 歳以上では 71.2%であるが、
全人口では 38.9%、
12 歳以上では 42.8%となっている。引き続き早期のワクチン接種を呼びかける必要がある。また、小児の重
症者も報告されていることから、小児の接種も進める必要がある。
カ)職場や教室、店舗等、人の集まる屋内では、暖房の使用中でも定期的な換気を励行し、3 密(密閉・密集・
密接)の回避、人と人との距離の確保、不織布マスクを場面に応じて正しく着用すること、手洗いなどの手指
衛生、状況に応じた環境の清拭・消毒等、基本的な感染防止対策を徹底し、新規陽性者数をできる限り抑制す
る必要がある。
キ)自身や家族等の感染に備え、新型コロナ検査キット、市販の解熱鎮痛薬等や、1 週間分の食料品・生活必需
品などを備蓄しておく必要がある。また、体調変化時など迷った時は相談窓口に相談し、発熱や咳、咽頭痛等
の症状がある場合、重症化リスクの高い高齢者、小学生以下の小児、妊婦や基礎疾患がある方は、速やかに発
熱外来を受診する必要がある。
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