モニタリング項目

グラフ

1 月 26 日 第 112 回モニタリング会議のコメント
ク）重症化リスクの低い方は、まず新型コロナ検査キットで自己検査を行い、陽性であった場合は、直ちに東京
都陽性者登録センターへ登録することが望まれる。陰性であった場合でも、季節性インフルエンザの可能性
があるので、受診につなげる必要がある。診察や薬の処方を希望する場合は、
「東京都臨時オンライン発熱診
療センター」で受診することも可能である。

①−２

今週の報告では、10 歳未満 11.6％、10 代 9.7％、20 代 15.4％、30 代 16.0％、40 代 15.9％、50 代 14.1％、

60 代 6.9％、70 代 5.5％、80 代 3.6％、90 歳以上 1.3％であった。
【コメント】
新規陽性者数に占める割合は、30 代が 16.0％と最も高く、次いで 40 代が 15.9％となった。先週と比べ、10
歳未満の割合が上昇しており、60 代以上の割合も継続して上昇傾向にある。

①−３
① 新規陽性者数

①−４

①−５

(1) 新規陽性者数に占める 65 歳以上の高齢者数は、先週（1 月 10 日から 1 月 16 日まで（以下「先週」という。）
の 8,866 人から、今週は 6,346 人に減少し、その割合は 12.9％とほぼ横ばいであった。
(2) 65 歳以上の新規陽性者数の 7 日間平均は、前回の 1,251 人/日から、1 月 25 日時点で約 761 人/日に減少し
た。
【コメント】
新規陽性者数に占める 65 歳以上の高齢者数は、減少したものの、未だ高い水準で推移している。高齢者は、
感染により既存の疾患が悪化する場合や、誤嚥性肺炎を招く可能性があり、新規陽性者数の動向に留意すると
ともに、家庭内及び施設等での徹底した感染防止対策が重要である。
第 6 波以降、新規陽性者数の 7 日間平均が最も少なかった 6 月 14 日を起点とし、1 月 15 日までに都に報告
があった新規の集団発生事例は、福祉施設（高齢者施設・保育所等）4,135 件、学校・教育施設（幼稚園・学校
等）168 件、医療機関 514 件であった。
【コメント】
今週も複数の医療機関や高齢者施設等で、施設内感染の発生が報告されている。また、医療・介護従事者が
欠勤せざるを得ないことも、施設運営に影響を与えるため、従事者や入院患者及び入所者は、基本的な感染防
止対策を徹底するとともに、ワクチン接種を一層促進する必要がある。

①−６

都内の医療機関から報告された新規陽性者数の保健所区域別の分布を人口 10 万人当たりで見ると、都内全
域に感染が広がっており、特に、区部の中心部が高い値となっている。
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