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03資料1 新型コロナワクチンの接種について (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00027.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第52回 2/8)《厚生労働省》
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【1】今後の接種について(4)2023年度以降の接種について

使用するワクチンに係る考え方の比較(接種により確認された事実とその解釈等)
考え方

これまでの接種により確認された、
関連する事実

想定される科学的解釈、評価(案)

従来株の単価ワクチンを複数回接種したこと
により
考え方1
流行株への特異的な免疫を獲得
例)流行株による単価ワクチン

イ)3回目接種により、従来株のみならずオミ
クロン株に関しても一定程度、中和抗体が得
られたが、オミクロン株成分を含むワクチン
(オミクロン株対応2価ワクチン)の追加接
種と比較すると、オミクロン株に対する抗体
価は低い傾向。

(従来株対応ワクチン接種後の)
オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種に
より、
イ)従来株の中和抗体価の上昇に比べオミクロ
ン株(BA.1、BA.4-5)の中和抗体価の上昇は
低かった。
考え方2
幅広い抗原への免疫を獲得

ロ)BA.1とBA.4-5で抗体価の上昇は同等程度だっ
た。

例)従来株と流行株の2価ワクチン
イ)従来型ワクチン接種時と比較して、オミク
ロン株系統に対する中和抗体価の上昇は高
かった。

・ワクチンに含まれる抗原の幅は狭いものの、
繰り返し接種することで免疫の成熟、交
差抗体の誘導が起こり、一定程度は幅広
い抗原をカバーすることが出来る。

・従来株成分で免疫を続けることにより、変
異株感染時でも従来株に対する免疫反応
を来す(免疫刷り込み現象)の影響が考
えられる。
・従来株成分を含む接種を行う限り、免疫刷
り込みの影響を将来に渡り受ける可能性
がある。

・従来株のみで免疫されるより、変異株への
免疫も得られ、「考え方1」の場合と比
較して、より幅広い抗原をカバーするこ
とが出来る。
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