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新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ゾコーバ錠 125mg)の 医療機関及び薬局への配分について (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ゾコーバ錠 125mg)の 医療機関及び薬局への配分について(11/22付 事務連絡)《厚生労働省》
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Q.8

無症状の患者には使用できるのか。
無症状の患者は承認審査において評価の対象となった臨床試験に組み入れられておらず、

有効性及び安全性が確認されていないため、対象としておりません。
Q.9

妊婦・授乳婦には使用可能か。
「COVID-19 に対する薬物治療の考え方 第 15 版」に以下の記載があります。
妊婦又は妊娠する可能性のある女性には投与しないこと。


問診で直前の月経終了日以降に性交渉を行っていないことを確認する。妊娠の
可能性が否定できない場合は、本剤を投与しないこと。



投与開始前に妊娠検査を行い、陰性であることを確認することが望ましい。な
お、妊娠初期は妊娠検査で陰性を示す可能性があることに注意する。



妊娠初期においては、妊娠しているにもかかわらず、妊娠検査で陰性を示す場
合があることを患者に説明し、同意を得てから投与を開始すること。
ウサギにおいて、臨床曝露量の 5.0 倍相当以上で胎児に催奇形性が認められると
ともに、臨床曝露量の 5.0 倍に相当する用量で流産が、臨床曝露量の 7.4 倍に相
当する用量で胚・胎児生存率の低下が認められている。

授乳婦は、授乳しないことが望ましい。ラットにおいて、乳汁への移行が認められ
るとともに、母動物に毒性が認められた用量(臨床曝露量の 6.6 倍相当)で出生児の
生後 4 日生存率低下及び発育遅延が認められている。
Q.10

本剤の処方における注意点はなにか。

本剤は、併用禁忌および併用注意の薬剤が多くあります。このため、処方に当たって
は、患者が服薬中のすべての薬剤を確認してください。また、本剤で治療中に新たに他
の薬剤を服用する場合、事前に相談するよう患者に指導してください。
また、妊婦には投与しないこととされています。

併用禁忌(併用しないこと)
(1)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
(2)次の薬剤を投与中の患者: ピモジド、キニジン硫酸塩水和物、ベプリジル塩酸
塩水和物、チカグレロル、エプレレノン、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイ
ン・イソプロピルアンチピリン、エルゴメトリンマレイン酸塩、メチルエルゴメ

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