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新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ゾコーバ錠 125mg)の 医療機関及び薬局への配分について (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ゾコーバ錠 125mg)の 医療機関及び薬局への配分について(11/22付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。
ウサギにおいて、臨床曝露量の 5.0 倍相当以上で胎児に催奇形性が認められるととも
に、臨床曝露量の 5.0 倍に相当する用量で流産が、臨床曝露量の 7.4 倍に相当する用量
で胚・胎児生存率の低下が認められている。[2.4、9.4 参照]
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。
ラットにおいて、乳汁への移行が認められるとともに、母動物に毒性が認められた用量
(臨床曝露量の 6.6 倍相当)で出生児の生後 4 日生存率低下及び発育遅延が認められて
いる。
9.7 小児等
12 歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
本剤の有効性・安全性に係る情報は限られていること等を踏まえ、本剤の使用に
ついては、添付文書で本剤の投与対象については最新のガイドラインを参考にする
こととされていることより、日本感染症学会から示されている「COVID-19 に対する
薬物治療の考え方
第 15 版」(2022 年 11 月 22 日)の以下の記載を参考にして下さ
い。
3. 抗ウイルス薬等の対象と開始のタイミング
3. 一般に、重症化リスク因子のない軽症例の多くは自然に改善することを念頭に、
対症療法で経過を見ることができることから、エンシトレルビル等、重症化リスク
因子のない軽症~中等症の患者に投与可能な症状を軽減する効果のある抗ウイルス
薬については、症状を考慮した上で投与を判断すべきである。また、重症化リスク
因子のある軽症~中等症の患者に投与する抗ウイルス薬は、重症化予防に効果が確
認されているレムデシビル、モルヌピラビル、ニルマトレルビル/リトナビルによ
る治療を検討すべきである。
<エンシトレルビル フマル酸(商品名:ゾコーバ錠)>
投与時の注意点:
1) 本剤は、COVID-19 の 5 つの症状(鼻水または鼻づまり、喉の痛み、咳の呼吸器症
状、熱っぽさまたは発熱、倦怠感(疲労感))への効果が検討された臨床試験にお
ける成績等を踏まえ、高熱・強い咳症状・強い咽頭痛などの臨床症状がある者に処
方を検討すること。また、本剤の処方の対象者に関しては、今後の臨床試験等の結
果も踏まえた検討が必要となる。
2) 重症度の高い COVID-19 患者に対する有効性は確立していない。なお、重症度が高い
とは、概ね中等症Ⅱ以上が該当すると考えられる。
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ウサギにおいて、臨床曝露量の 5.0 倍相当以上で胎児に催奇形性が認められるととも
に、臨床曝露量の 5.0 倍に相当する用量で流産が、臨床曝露量の 7.4 倍に相当する用量
で胚・胎児生存率の低下が認められている。[2.4、9.4 参照]
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。
ラットにおいて、乳汁への移行が認められるとともに、母動物に毒性が認められた用量
(臨床曝露量の 6.6 倍相当)で出生児の生後 4 日生存率低下及び発育遅延が認められて
いる。
9.7 小児等
12 歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
本剤の有効性・安全性に係る情報は限られていること等を踏まえ、本剤の使用に
ついては、添付文書で本剤の投与対象については最新のガイドラインを参考にする
こととされていることより、日本感染症学会から示されている「COVID-19 に対する
薬物治療の考え方
第 15 版」(2022 年 11 月 22 日)の以下の記載を参考にして下さ
い。
3. 抗ウイルス薬等の対象と開始のタイミング
3. 一般に、重症化リスク因子のない軽症例の多くは自然に改善することを念頭に、
対症療法で経過を見ることができることから、エンシトレルビル等、重症化リスク
因子のない軽症~中等症の患者に投与可能な症状を軽減する効果のある抗ウイルス
薬については、症状を考慮した上で投与を判断すべきである。また、重症化リスク
因子のある軽症~中等症の患者に投与する抗ウイルス薬は、重症化予防に効果が確
認されているレムデシビル、モルヌピラビル、ニルマトレルビル/リトナビルによ
る治療を検討すべきである。
<エンシトレルビル フマル酸(商品名:ゾコーバ錠)>
投与時の注意点:
1) 本剤は、COVID-19 の 5 つの症状(鼻水または鼻づまり、喉の痛み、咳の呼吸器症
状、熱っぽさまたは発熱、倦怠感(疲労感))への効果が検討された臨床試験にお
ける成績等を踏まえ、高熱・強い咳症状・強い咽頭痛などの臨床症状がある者に処
方を検討すること。また、本剤の処方の対象者に関しては、今後の臨床試験等の結
果も踏まえた検討が必要となる。
2) 重症度の高い COVID-19 患者に対する有効性は確立していない。なお、重症度が高い
とは、概ね中等症Ⅱ以上が該当すると考えられる。
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