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参考資料19 9価HPVワクチンの情報提供について (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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HPVワクチンの接種
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● 定期接種対象者
小学校6年〜高校1年相当の女子
2価(サーバリックス®)、4価(ガーダシル®)、9価(シルガード®9)
● 定期接種対象ワクチン
一般的な接種スケジュール
シルガード®9
0か月
6か月
1回目の接種を
15歳になるまでに
受ける場合
1回目
2回目
0か月
1回目の接種を
15歳になってから
受ける場合
1回目
2か月
※2
2回目
※1
合計
2回
6か月
※3
3回目
合計
3回
ガーダ
シル®
サーバ
リックス®
0か月
2か月
6か月
1回目
2回目
3回目
※2
※3
0か月 1か月
6か月
1回目
3回目
※4
2回目
※5
3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましい。
※1 1回目と2回目の接種は、通常5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。
■ 接種時の注意点
● 痛みなどの頻度が高いワクチンであることを被接種者と保護者に伝えてください。
● 接種の痛みや緊張のために、
血管迷走神経反射が出現し、失神することがあります。接種後は少なくとも30分間は背もたれの
ある椅子に座っていただき、座位で様子を見てください。前に倒れる場合がありますので、注意して様子を観察してください。
■ 接種を判断する際のポイント
● ワクチンを接種した後や、
けがの後などに原因不明の痛みが続いたことがある方は「機能性身体症状」が出現する可能
性が高いと考えられているため、被接種者と保護者に十分確認してください。
● 接種後に現れた症状により、
以降の接種を中止もしくは延期することが可能です。2回目以降の接種時には、前回接種後
の症状の有無を被接種者と保護者に確認してください。
■ 2価・4価HPVワクチンと9価HPVワクチンとの交互接種について
● HPVワクチンの接種は、
原則、同じ種類のワクチンで実施します。
しかしながら、2価または4価HPVワクチンで規定の回数の
一部を完了し、9価HPVワクチンで残りの回数の接種を行う交互接種についても、実施して差し支えないこととしています。
● 世界保健機関
(WHO)や諸外国の保健機関においても、基本的には同じ種類のワクチンでの接種が推奨されています。
しかしながら、やむを得ない場合には、交互接種も許容されています。また、現時点において、交互接種における免疫
原性や安全性に関する懸念は報告されていません。
参考資料はこちら
● 接種にあたっては、
被接種者と保護者に対し、十分な説明を行った上で実施してください。
● なお、
2価または4価HPVワクチンで接種を開始し、定期接種として9価HPVワクチンで
https://www.mhlw.
go.jp/content/0008
接種を完了する場合は、9価HPVワクチンの接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔
92337.pdf
を1ヵ月以上、2回目と3回目の間隔を3ヵ月以上空けて接種します。また、キャッチアッ
プ接種の対象者についても、交互接種を実施して差し支えありません。
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接種後に体調の変化などを訴える方が受診した場合の対応
● ワクチン接種直後から、
あるいは遅れて接種部位や接種部位と異なる部位の持続的な痛み、倦怠感、運動障害、記憶など認
知機能の異常、その他の体調の変化などを訴える患者が受診した場合には、HPVワクチン接種との関連を疑い症状を訴え
る患者が存在することを念頭に置き、傾聴の態度(受容、共感)を持って接し、共感を表明しつつ、診療にあたってください。
● 患者が落ち着いて診療を受けられるよう、
また治療方針が首尾一貫するように取りはからいつつ、自分が主治医として診
療するか、協力医療機関、専門医療機関の医師に紹介するかを検討してください。患者の行き場が無くなる状況とならな
いように、紹介する際も、主治医が決定するまでは責任を持ってご自身で診療にあたってください。
● 副反応疑い報告を行うか検討してください。
(参照)日本医師会・日本医学会発刊「HPV ワクチン接種後に生じた症状に対する診療の手引き」
www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/dl/yobou150819-2.pdf
● HPVワクチン接種後に生じた症状について、
患者へより身近な地域で適切な診療を提供するため、各都道府県において
協力医療機関が選定されています。
HPV ワクチン接種後に生じた症状の
診療に係る協力医療機関
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/
kekkaku-kansenshou28/medical̲institution/index.html
被接種者が接種後に生じた症状で
困ったときの相談窓口(都道府県ごとに設置)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/
kekkaku-kansenshou28/madoguchi/index.html
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● 定期接種対象者
小学校6年〜高校1年相当の女子
2価(サーバリックス®)、4価(ガーダシル®)、9価(シルガード®9)
● 定期接種対象ワクチン
一般的な接種スケジュール
シルガード®9
0か月
6か月
1回目の接種を
15歳になるまでに
受ける場合
1回目
2回目
0か月
1回目の接種を
15歳になってから
受ける場合
1回目
2か月
※2
2回目
※1
合計
2回
6か月
※3
3回目
合計
3回
ガーダ
シル®
サーバ
リックス®
0か月
2か月
6か月
1回目
2回目
3回目
※2
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0か月 1か月
6か月
1回目
3回目
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2回目
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3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましい。
※1 1回目と2回目の接種は、通常5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。
■ 接種時の注意点
● 痛みなどの頻度が高いワクチンであることを被接種者と保護者に伝えてください。
● 接種の痛みや緊張のために、
血管迷走神経反射が出現し、失神することがあります。接種後は少なくとも30分間は背もたれの
ある椅子に座っていただき、座位で様子を見てください。前に倒れる場合がありますので、注意して様子を観察してください。
■ 接種を判断する際のポイント
● ワクチンを接種した後や、
けがの後などに原因不明の痛みが続いたことがある方は「機能性身体症状」が出現する可能
性が高いと考えられているため、被接種者と保護者に十分確認してください。
● 接種後に現れた症状により、
以降の接種を中止もしくは延期することが可能です。2回目以降の接種時には、前回接種後
の症状の有無を被接種者と保護者に確認してください。
■ 2価・4価HPVワクチンと9価HPVワクチンとの交互接種について
● HPVワクチンの接種は、
原則、同じ種類のワクチンで実施します。
しかしながら、2価または4価HPVワクチンで規定の回数の
一部を完了し、9価HPVワクチンで残りの回数の接種を行う交互接種についても、実施して差し支えないこととしています。
● 世界保健機関
(WHO)や諸外国の保健機関においても、基本的には同じ種類のワクチンでの接種が推奨されています。
しかしながら、やむを得ない場合には、交互接種も許容されています。また、現時点において、交互接種における免疫
原性や安全性に関する懸念は報告されていません。
参考資料はこちら
● 接種にあたっては、
被接種者と保護者に対し、十分な説明を行った上で実施してください。
● なお、
2価または4価HPVワクチンで接種を開始し、定期接種として9価HPVワクチンで
https://www.mhlw.
go.jp/content/0008
接種を完了する場合は、9価HPVワクチンの接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔
92337.pdf
を1ヵ月以上、2回目と3回目の間隔を3ヵ月以上空けて接種します。また、キャッチアッ
プ接種の対象者についても、交互接種を実施して差し支えありません。
5
接種後に体調の変化などを訴える方が受診した場合の対応
● ワクチン接種直後から、
あるいは遅れて接種部位や接種部位と異なる部位の持続的な痛み、倦怠感、運動障害、記憶など認
知機能の異常、その他の体調の変化などを訴える患者が受診した場合には、HPVワクチン接種との関連を疑い症状を訴え
る患者が存在することを念頭に置き、傾聴の態度(受容、共感)を持って接し、共感を表明しつつ、診療にあたってください。
● 患者が落ち着いて診療を受けられるよう、
また治療方針が首尾一貫するように取りはからいつつ、自分が主治医として診
療するか、協力医療機関、専門医療機関の医師に紹介するかを検討してください。患者の行き場が無くなる状況とならな
いように、紹介する際も、主治医が決定するまでは責任を持ってご自身で診療にあたってください。
● 副反応疑い報告を行うか検討してください。
(参照)日本医師会・日本医学会発刊「HPV ワクチン接種後に生じた症状に対する診療の手引き」
www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/dl/yobou150819-2.pdf
● HPVワクチン接種後に生じた症状について、
患者へより身近な地域で適切な診療を提供するため、各都道府県において
協力医療機関が選定されています。
HPV ワクチン接種後に生じた症状の
診療に係る協力医療機関
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/
kekkaku-kansenshou28/medical̲institution/index.html
被接種者が接種後に生じた症状で
困ったときの相談窓口(都道府県ごとに設置)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/
kekkaku-kansenshou28/madoguchi/index.html
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