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参考資料19       9価HPVワクチンの情報提供について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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子 宮 頸 が ん に か かる 仕 組 み
けい

子宮頸がんの原因は、長らく明らかになっていませんでしたが、1982年、
ドイツのハラルド・ツァ・ハウゼン氏により、
子宮頸がんのほとんどがヒトパピローマウイルス
(HPV)
というウイルスの感染で生じることが発見されました。
じゅ



同氏は、
この功績により2008年ノーベル医学生理学賞を授与されました。


でん し

がた

HPVには200種類以上のタイプ(遺伝子型)があり、
子宮頸がんの原因となるタイプが少なくとも15種類あることが分かっています。
HPVに感染しても、すぐにがんになるわけではなく、いくつかの段階があります。

けい

<子宮頸がんの進行>
⓪正常

①HPVの感染 ※

②HPVの持続感染

い けい せい

③前がん病変(異形成)

④子宮頸がん

正常な子宮頸部の

一部の人でHPVがなくならず、

がんになる手前の

前がん病変から

細胞にHPVが感染する。

ずっと感染した状態になる。

状態になる。

がんになる。

さいぼう

ヒトパピローマ
ウイルス感 染

ほとんどは
自然に消えます→(⓪へ)

手術などの治療が必要になります

もど

一部は自然に正常に戻ることがあります→(⓪へ)

数年〜十数年かかって進行
せっ しょく

※HPV感染は、主に性的接触によって起こります。一生のうちに何度も起こりえます。

HPVは、女性の多くが 一生に一度は感染する といわれるウイルスです。
感染しても、ほとんどの人ではウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
現在、感染した後にどのような人ががんになるのかわかっていないため、感染を防ぐことががんにならないための手段です。

子 宮 頸 がんの治 療
けい



りょう

子宮頸がんは、早期に発見し手術等の治療を受ければ、
多くの場合、命を落とさず治すことができる病気です。
い けい せい

進んだ前がん病変(異形成)や子宮頸がんの段階で見つかると、手術が必要になります。
病状によって手術の方法は異なりますが、子宮の一部を切り取ることで、
にん しん

妊娠したときに早産のリスクが高まったり、
子宮を失うことで妊娠できなくなったりすることがあります。

女性の多くがHPV(ヒトパピローマウイルス)に
“一生に一度は感染する”といわれる

がんになる
場合も

3

感染を防ぐことが
がんにならないための手段