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リハビリテーション・口腔・栄養 資料-4 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000162533_00001.html
出典情報 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第1回 3/15)《厚生労働省》
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科受診を含め専門的な口腔の管理は必ずしも十分に提供されていない。
○ 介護保険施設においては、基本サービスとして口腔衛生の管理体制を整
備することとされている。多くの施設で協力歯科医療機関を定めており、
歯科訪問診療が主に行われている一方で、介護保険施設が協力歯科医療機
関に実施してもらいたい内容としては、口腔衛生等に関する研修会や摂食
嚥下に関する内容などが多い。


さらに、病院や介護保険施設では、歯科医師や歯科衛生士がいない場合

が多く、地域の歯科医療機関との連携が必ずしも十分に行われず、入退院
等をきっかけとして患者の口腔内の状態が悪化する場合があることも指摘
されている。
○ 介護支援専門員の業務としては、必要な場合に利用者の口腔の問題等に
ついて歯科医師に情報伝達を行うことが推進されているが、歯科医師に伝
達すべき内容を取得していない等の理由で、実際に情報提供を行った介護
支援専門員は約3割にとどまる。一方で、介護支援専門員が歯科医師・歯
科衛生士に情報提供を依頼しても、提供されないこともある。


また、歯科医師がいない病院や介護保険施設等においては、地域の歯科

医療機関との連携によりNSTや食事観察等の口腔の管理を行うことが推
進され、報酬による評価も設けられているが、取組は低調である。
(4)栄養 [参考資料 p53~65]
○ 治療効果やADL、QOLの向上等を図る観点から、栄養状態の維持・
改善は重要であり、医療や介護において適切な栄養管理は必須である。
○ 栄養管理については、医療・介護ともに、患者・入所者ごとの栄養状態、
摂食機能及び食形態等を踏まえ、管理栄養士と多職種が共同して作成した
栄養管理に係る計画に基づき行うことを基本としている。
○ 平成 30 年度以降、特定機能病院や回復期リハビリテーション病棟におい
て管理栄養士の病棟配置が評価されるとともに、介護保険施設においては
栄養ケアに係る体制の充実(管理栄養士の比例配置)が評価され、きめ細
かな栄養管理や多職種との連携強化のための体制整備が推進されている。

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