よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料2-4】(4)LIFEを活用した取組状況の把握および訪問系サービス・居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証に関する調査研究事業(結果概要)(案) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31947.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第215回 3/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(4)LIFEを活用した取組状況の把握及び訪問系サービス・居宅介護支援事業所における
LIFEの活用可能性の検証に関する調査研究
A. ヒアリング調査
○ LIFE活用により、アセスメントに関する意識改革につながった等、ケアの質の向上に寄与する意見がみられた。
○ ヒアリング調査では、データ登録をする利用者数が多い月に負担があるといった意見があった。
○ フィードバック票については、目標を踏まえたフィードバックの要望等の意見があった。
LIFE活用に関する状況

事業所A
※通所介護
※利用者数:51名

施設B
※介護老人福祉
施設
※利用者数:100名

LIFE活用に関する課題・改善点

アセスメント状況
• 理学療法士や作業療法士等の専門職が多い事業所であるため、
LIFE導入に当たりアセスメントに関する課題は特になかった。

• 目標に対する現在の状態がフィードバック票
で示されていると、利用者にも説明しやすくな
る。

• 職員間で適宜相談・情報共有しながらアセスメントを実施しているた
め、職員間の評価のばらつきも現状はないと理解している。
LIFE活用状況
• 4月と7月にLIFEへデータ登録する利用者が多く、データ入力に1-2
時間要する場合もある。それ以外の月は1時間以内で登録できて
いる。サービス間で入力の時間は大きくは変わらない。
LIFE活用前後の変化
• LIFEを導入したことで、介護福祉士の職員が利用者の状態を多角
的に把握できるようになった。

• 利用者に合わせた個別性を重視しているとい
う割には、個別機能訓練加算の計画書の目
標設定の選択肢が少なく、個別性が低いと感
じている。現在使っている介護ソフトでは、目
標設定は自由記述であるため、LIFEへの記入
内容と差異が生じている。

アセスメント状況
• LIFE導入によりアセスメント内容は変わらなかった。
(元々皮膚トラブルに対する取り組みを施設として独自に実施して
いたため、LIFE導入によりアセスメントの負担が増えた印象はな
い。)
LIFE活用状況

• 利用者個別の情報について、全国データを
基に、同じような状態の方にどのようなケアを
行うことが有効であるかが示されるとよい。詳
細なフィードバックであれば、自事業所を客観
的な立場から見直しケアの検証等を行うこと
ができ、ケアプランやアセスメント、日々のカ
ンファレンス等に活かせるのではないかと感
じる。
• LIFEを含めたICT活用が今後重要になることは
理解しているが、人員面での余裕がない。
LIFEの分析を専門的に行う職員を置ければ理
想であるが、そこまでの余裕がない。

• 科学的介護推進体制加算、個別機能訓練加算、褥瘡マネジメント
加算、排せつ支援加算を取得しているが、いずれの加算も30分
程度追加で入力に時間がかかるようになった。
LIFE活用前後の変化
• 現時点ではまだLIFEを有効活用できていない。

8