ての医療機関・薬局で取り扱うことができるよう、一般流通化を進めること。
⑦

在宅医療等の充実
・ 自宅療養に備え、在宅医療や訪問看護・介護サービスなどの診療報酬・介護報
酬を充実すること。

（４）サーベイランス
①

サーベイランス体制
・ 定点サーベイランスに対応するための準備が必要になることから、自治体や医
療機関の負担とならない制度設計とした上で、実施時期や医療機関の選定基準、
報告頻度、医療機関への財政支援など具体的な内容を早急に明示すること。
・ 定点サーベイランスにおいても、入院動向予測のため、当面の間、年代別感染
者数（特に６５歳以上）やハイリスク者数等を把握する仕組みを検討すること。

②

変異株スクリーニング
・ ゲノムサーベイランスは、民間検査機関への委託を含め、国の事業として実施
するとともに、地方衛生研究所と解析結果（遺伝子配列情報等）を共有できるシ
ステムを構築すること。都道府県等にゲノムサーベイランスの実施を求める場合
は、人件費や分析で必要になる機器・物品、機器維持管理費の確保等が必要とな
ることから、全額国庫負担とすること。
・ 海外で新たな変異株等が発生した場合は、速やかな情報提供を行うとともに、
必要な対応を迅速に行うこと。

（５）基本的な感染対策
①

マスクや換気等の基本的な感染対策等
・ マスクの着用に係る今回の基本的対処方針の変更内容の詳細については、国の
責任において、国民及び現場に対し、科学的エビデンスや専門的知見に基づく詳
細かつ分かりやすい説明を行い、その十分な理解を得ること。
・ 国民とのリスクコミュニケーションとして、科学的エビデンスに基づく感染リ
スクや重症化リスクの正しい理解の促進を図り、今後も感染対策が必要であるこ
とや、マスク着用の必要性が高い具体的な場面（有症状時、病院や高齢者施設等
への訪問時等）などを国民に対して丁寧に分かりやすく、積極的に周知すること。
その際、不十分な感染対策により、世代間で感染が伝播し、家庭内感染や施設内
感染を通じて、重症化リスクのある高齢者等において感染が拡がり生命への影響
が及ぶ事態が起こり得ることについても国民に十分説明し理解を求めること。
・ 感染拡大の状況によっては、地域ごとの感染動向や保健・医療提供体制に応じ、
その地域ごとにマスクや換気を含む感染抑制対策を判断せざるを得ない場面が想

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