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別紙2○先進医療Bの総括報告書に関する評価について(告示番号旧12/ UMIN000019694)(告示番号旧51/ UMIN000042408) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00056.html
出典情報 先進医療会議(第120回 4/6)《厚生労働省》
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薬事未承認の医薬品等

該当なし。

を伴う医療技術の場
合、薬事承認申請の効
率化に資するかどうか
等についての助言欄

副担当: 平川構成員
有効性

A.従来の医療技術を用いるよりも、大幅に有効であ
る。
B.従来の医療技術を用いるよりも、やや有効である。
C.従来の医療技術を用いるのと、同程度である。
D.従来の医療技術を用いるよりも、劣る。
E.その他

コメント欄: 本研究の主目的は、慢性期脊髄損傷患者に対して、嗅粘膜移植術に
よる損傷脊髄機能の再生効果を、①移植後 24 週及び 48 週時点の SF-36 の PF、
②AIS に基づく改善率を主要評価項目として評価することである。目標症例数は、
SF-36 の PF 改善効果を期待して統計的観点から 10 例と設定されているものの、
主として集積可能性の観点から設定されたものである。
当該試験には、6 例が登録された。移植後 24 週及び 48 週時点の SF-36 の PF につ
いて、統計学的に有意な改善効果は認められなかった。また、AIS に基づく改善率
も 0%である。副次的評価項目についても、当該技術の有効性を示唆する結果は得
られていないと考える。以上より、当該医療技術の有効性は認められていないと判
断する。従来の医療技術との比較考量は行われていないことから、判定は「その
他」とした。

安全性

A.問題なし。(ほとんど副作用、合併症なし)
B.あまり問題なし。(軽い副作用、合併症あり)
C.問題あり。(重い副作用、合併症が発生することあ
り)
D.その他

コメント欄: 本研究の安全性解析対象集団は 6 例であり、少数例での評価結果
ではあるものの、死亡、当該医療技術と関連する重篤な有害事象は認められていな
い。また、治療手技に関連する可能性のある有害事象として、術後鼻出血、嗅覚低
下が認められたものの、いずれも grade 1 であった。以上より、判定は「あまり問

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