［医療改革］ 2兆円規模の政策パッケージの策定を指示 諮問会議で安倍首相
今回のポイント
●安倍晋三首相は9月25日の経済財政諮問会議で、茂木敏充経済再生担当相に「人づくり革命」と「生産性革命」を柱とする2兆円規模の政策パッケージの年内策定を指示○具体策には介護離職ゼロに向けた処遇改善の推進を盛り込む考え
○諮問会議の民間議員は、全世代型社会保障の構築に向け、改革工程表の44の改革項目の着実な実行や社会保障関係費の伸びの抑制（年5,000億円以内）を改めて要請した
安倍晋三首相は9月25日に開かれた経済財政諮問会議で、茂木敏充経済再生担当相に、「人づくり革命」と「生産性革命」を具現化する政策パッケージの年内策定を指示した。安倍首相は、人づくり改革を「安倍内閣が目指す一億総活躍社会をつくりあげる上での本丸」と位置づけ、2019年10月の消費税引き上げによる財源も活用しながら、2兆円規模の政策を実行したい意向を表明。具体策では、幼児教育の無償化拡充や待機児童解消のほか、介護離職ゼロに向けた処遇改善の推進を盛り込みたい考えを示した。
諮問会議では民間議員が、社会保障の徹底的な効率化と全世代型社会保障の構築を実現するため、改革工程表に定められた44の改革項目の確実な実行や、社会保障関係費の伸びを年5,000億円に抑制することなどを改めて要請した(参照)。
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