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【別添】 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第5版)」について(3/1付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第 5 版)
表 2 各種検体と採取法・保管
主な検体
鼻咽頭ぬぐい液
滅菌ぬぐい棒を鼻腔孔から耳孔を結ぶ線にほぼ平行に鼻腔底に沿ってゆっくり挿入し、抵
抗を感じたところで止め(成人 10 cm 程度、小児 5 cm 前後が目安)
、10 秒程度そのままの
位置で保ち鼻汁を浸透させ、ゆっくり回転させながら引き抜き、ぬぐい液を採取する。
ぬぐい棒の先端を保管輸送用容器内の 1~2 mL 程度の溶液(滅菌生食やウイルス不活化液、
安定剤等、様々な種類がある)に浸して、漏れないように容器をキャップする。
鼻腔ぬぐい液
鼻孔(鼻の穴)から 2 cm 程度スワブを顔の中心に向かって挿入し、鼻腔壁に軽く当てゆっ
くり 5 回程度回転させ、5 秒程度静置し湿らせる。
採取後は鼻咽頭ぬぐい液と同様。
*被検者自身が採取する際は、医療従事者の管理下で実施することが原則である。ただし、
医療従事者が常駐していない施設等において、迅速に抗原定性検査を実施するために自
己採取を行う場合は、検体採取に関する注意点等を理解した職員の管理下で、適切な感
染防護を行いながら実施する。
唾液
広口の滅菌容器(50 mL チューブ等)に 1~2 mL 程度の唾液を医療従事者による管理下ま
たは検体採取の注意点を理解した施設等の職員による管理下(施設等で無症状者に幅広く
実施する場合)で被検者が自己採取する。
飲食等の後、歯磨きを行った後、最低 10 分以上後に採取する。
痰
喀痰は、陰圧採痰室等の個室で被検者自身が採痰容器に喀出し、バスボックスを通じて提
出されるのが望ましい。
気管内採痰は、他疾患の検査や診療に際し、気管支鏡等を用いて実施することが想定され
るが、空気感染対策を含む十分な防御策が必要なため一般には推奨されず、気管支鏡実施
前にぬぐい液等を用いて診断することが推奨される。
上記の検体は速やかに検査に供すべきであるが、事情により保管する場合は 4℃で 2 日程度に留めることを推奨する。
その他の検体
下記の検体も病原体検査に有効であることが報告されており、必要に応じて採取する場合
は感染源となる可能性を考慮してチューブ等容器に入れ、検体種類に応じて適切に保管す
(国立感染症研究所.2019-nCoV(新型コロナウイルス)感染を疑う患者の検体採取・輸送マニュア
る。
ル[2021 年 3 月 19 日更新版]改変)
血清
急性期や回復期に採取し、-80℃ 以下で保管を推奨
全血
EDTA-Na または K 加血、-80℃ 以下で保管を推奨
便
便あるいは直腸ぬぐい液、-80℃ 以下で保管を推奨
尿
-80℃ 以下で保管を推奨
(剖検)組織
未固定の組織検体は感染性検体として-80℃ 以下で保管を推奨。ホルマリン固定組織、ホ
ルマリン固定パラフィン包埋組織は非感染性検体として室温で保管。
Ⅰ 検査種類と各種検査の意義
12
表 2 各種検体と採取法・保管
主な検体
鼻咽頭ぬぐい液
滅菌ぬぐい棒を鼻腔孔から耳孔を結ぶ線にほぼ平行に鼻腔底に沿ってゆっくり挿入し、抵
抗を感じたところで止め(成人 10 cm 程度、小児 5 cm 前後が目安)
、10 秒程度そのままの
位置で保ち鼻汁を浸透させ、ゆっくり回転させながら引き抜き、ぬぐい液を採取する。
ぬぐい棒の先端を保管輸送用容器内の 1~2 mL 程度の溶液(滅菌生食やウイルス不活化液、
安定剤等、様々な種類がある)に浸して、漏れないように容器をキャップする。
鼻腔ぬぐい液
鼻孔(鼻の穴)から 2 cm 程度スワブを顔の中心に向かって挿入し、鼻腔壁に軽く当てゆっ
くり 5 回程度回転させ、5 秒程度静置し湿らせる。
採取後は鼻咽頭ぬぐい液と同様。
*被検者自身が採取する際は、医療従事者の管理下で実施することが原則である。ただし、
医療従事者が常駐していない施設等において、迅速に抗原定性検査を実施するために自
己採取を行う場合は、検体採取に関する注意点等を理解した職員の管理下で、適切な感
染防護を行いながら実施する。
唾液
広口の滅菌容器(50 mL チューブ等)に 1~2 mL 程度の唾液を医療従事者による管理下ま
たは検体採取の注意点を理解した施設等の職員による管理下(施設等で無症状者に幅広く
実施する場合)で被検者が自己採取する。
飲食等の後、歯磨きを行った後、最低 10 分以上後に採取する。
痰
喀痰は、陰圧採痰室等の個室で被検者自身が採痰容器に喀出し、バスボックスを通じて提
出されるのが望ましい。
気管内採痰は、他疾患の検査や診療に際し、気管支鏡等を用いて実施することが想定され
るが、空気感染対策を含む十分な防御策が必要なため一般には推奨されず、気管支鏡実施
前にぬぐい液等を用いて診断することが推奨される。
上記の検体は速やかに検査に供すべきであるが、事情により保管する場合は 4℃で 2 日程度に留めることを推奨する。
その他の検体
下記の検体も病原体検査に有効であることが報告されており、必要に応じて採取する場合
は感染源となる可能性を考慮してチューブ等容器に入れ、検体種類に応じて適切に保管す
(国立感染症研究所.2019-nCoV(新型コロナウイルス)感染を疑う患者の検体採取・輸送マニュア
る。
ル[2021 年 3 月 19 日更新版]改変)
血清
急性期や回復期に採取し、-80℃ 以下で保管を推奨
全血
EDTA-Na または K 加血、-80℃ 以下で保管を推奨
便
便あるいは直腸ぬぐい液、-80℃ 以下で保管を推奨
尿
-80℃ 以下で保管を推奨
(剖検)組織
未固定の組織検体は感染性検体として-80℃ 以下で保管を推奨。ホルマリン固定組織、ホ
ルマリン固定パラフィン包埋組織は非感染性検体として室温で保管。
Ⅰ 検査種類と各種検査の意義
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