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参考資料7_平成15年 看護基礎教育における技術教育のあり方に関する検討会報告書 (2 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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○ このような状況の中、看護師学校養成所における看護技術に関する教育の内容や卒業時
点での到達目標は、個々の看護師学校養成所ごとにかなり異なってきており、卒業直後
の看護師の技術能力にも格差が生じている実情にある。
○ さらに、卒業直後の看護師の技術能力と臨床現場が期待している能力との間の乖離が大
きくなってきており、安全で適切な看護・医療の提供への影響も懸念されてきている。



臨地実習において学生が行う基本的な看護技術の考え方
当検討会では、看護基礎教育における技術教育の改善を図るため、臨地実習に

おいて学生に実施させてもよい技術項目とその水準を分類し、教育指導の指針と
することとしたが、その作成に当たっての考え方は次のとおりである。
○ 技術の実施に当たっては患者の権利の保障と安全性の確保を最優先に考えて臨ませる
こととし、また、事前に患者・家族に十分かつ分かりやすい説明を行い、同意を得て行
わせること。
○ 学生による技術の実施に当たっては、実施する援助内容についての説明能力を十分につ
けさせるとともに、事前に実践可能なレベルにまで技術を修得させておくこと。
○ 患者の状態や学生の学習状況によっては、必ずしも予め定めた水準での実施が適当でな
い場合がある。そのような場合には、以下の事項を考慮して教員や看護師の判断のもと
に水準を変更して行うこととする。
・ 学生が実施しても看護師等の実施に比較して患者へ大きな身体侵襲を来すものでないか
どうか
・ 学生の技術の修得状況や援助の根拠となる知識修得の程度が十分であるか否か
・ 学生と患者・家族との人間関係に問題はないか
○ 技術項目については、学生の臨地実習において最終学年までに経験させてもよい項目を