よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-1   アセトアミノフェンを含有する製剤(医療用)の「使用上の注意」 の改訂について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34324.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 医薬品等安全対策部会 安全対策調査会(令和5年度第4回 7/25)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

フェンの小児薬物療法に関する承認申請について」(平成 19 年3月 28
日付薬食審査発第 0328001 号)に基づき、小児科領域の鎮痛を追加する
効能・効果、用法・用量にかかる承認事項一部変更承認がなされた平成
19 年9月に、本剤経口剤を参考にして禁忌が設定された。
本剤注射剤では、初回承認審査時に、安全性プロファイルは本剤経口剤
と明らかな差異がないと判断されており、承認取得時(平成 25 年6月)
から経口剤と同一の内容で禁忌が設定された。
トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン配合剤及びジプロフィリン・
ジヒドロコデインリン酸塩・dl-メチルエフェドリン塩酸塩・ジフェンヒ
ドラミンサリチル酸塩・アセトアミノフェン・ブロモバレリル尿素配合
錠(以下「ジプロフィリン・アセトアミノフェン等配合剤」という。)で
は、本剤が配合されることに基づき、初回承認取得時(それぞれ平成 23
年4月及び平成 14 年3月)から単剤の経口剤と同一の内容で禁忌が設
定された。

3.調査結果
○ 国内外の成書・ガイドラインの記載状況、海外添付文書の記載状況、副作用
報告の状況、関連する公表文献等を調査した(資料1-3)。なお、ジプロ
フィリン・アセトアミノフェン等配合剤については、同一有効成分を配合し
ている製剤は海外では販売されていない。
○ 国内副作用症例報告のうち、今般検討している禁忌患者に該当する可能性が
あり、かつ各禁忌患者の設定理由に該当する症例を詳細に検討した結果、調
査対象品目との因果関係が否定できない症例は認められなかった。また、研
究報告においても、鎮痛薬関連の有害事象の解析結果において、本剤に関す
る記載は認められなかった(資料1-3、12~13 ページ)。
○ 国内副作用症例等報告の状況及び以下の点から本剤について、「重篤な心機
能不全のある患者」、
「消化性潰瘍のある患者」、
「重篤な血液の異常のある患
者」の3つの集団の患者を「禁忌」の項から削除し、使用に際して必要な注
意喚起を設定することが適切と判断した。
成書、ガイドライン、公表文献等により、本剤の使用が推奨されているこ
と。
海外添付文書では、当該患者は禁忌に設定されていないこと。(資料1-
3、3ページ)
4