よむ、つかう、まなぶ。
03資料1新型コロナワクチンの接種について (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34645.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第49回 8/9)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2.本日の論点 【1】令和5年秋冬の接種について (1)接種の対象者等について
WHOの新型コロナワクチンの利用に関する指針(概要)(2023年3月30日公表)
WHOは、接種により得られる公衆衛生上の利益を踏まえ、定期の接種プログラムにおいて、高齢者等については更なる追加接
種を推奨する一方、健康な乳幼児、小児、成人等に対する更なる追加接種は、定期的には推奨しないとしている。また、健康な
乳幼児、小児については、初回接種についても、疾病負荷等を踏まえ各国において検討すべきであるとされている。
○ 現在、新型コロナへの感染やワクチン接種により、集団レベルの免疫が相当程度獲得されている。また、オミクロン株は感染力は高いが
重症度が低く、感染による死亡等が主に高齢者等の重症化リスクの高いグループに生じている。
○ こうした状況から、重症化リスクの高い人々を直接保護することを公衆衛生上の最優先事項として、現在の疫学的な状況に基づく
シナリオ(ウイルスが強毒化することはないが、重症化リスクの高い人々への定期的な追加接種(periodic booster doses)
を要する状況)において、以下のような接種の推奨を示す。
○ 本指針で検討されたトピックに関する既存の政策がある国では、ウイルスの変異、ワクチンの効果、プログラムの優先順位を考慮し、指
針に照らして将来の政策を検討することが推奨される。
優先度
具体的な対象者
初回接種、追加接種
更なる追加接種
高
・高年齢者※1 ・重大な併存疾患や高度の肥満を有する成人
・中等度から重度の免疫不全の生後6か月以上の者
・妊婦 ・医療従事者
推奨
推奨(最後の接種から12ヶ
月後又は6ヶ月後※2)
中
・健康な成人
・高度の肥満や併存疾患を有する生後6か月~17歳の者
推奨
定期的には推奨しない※4
低
・健康な生後6か月~17歳の乳幼児、小児
各国で検討すべき※3
定期的には推奨しない※4
※1 年齢の定め方は各国において検討すべき。概ね50-60歳が一般的。
※2 超高齢者(年齢の定め方は各国において検討すべき。概ね75-80歳が一般的)、多数の併存疾患を持つ高齢者、免疫不全の者については6ヶ月後
※3 疾病負荷、費用対効果及びその他の健康やプログラム上の優先度や機会コスト等に基づく。
※4 「定期的には推奨しない」とは、「ルーチンの接種プログラムに含めることを推奨しない」という意味。国によっては、集団リスク、疾病疫学、または保健上の優先事項
に基づいて、ルーチンの接種プログラムの中で接種を行う選択を取り得るとしている。
○ 現在入手可能なワクチンにおる、オミクロン流行下での症候性疾患や感染の減少に対する効果は限定的。モデリングによると、ワクチン
接種の公衆衛生上の利益(費用対効果)は、健康な小児と青少年について最も低いことが報告されている。
15
WHOの新型コロナワクチンの利用に関する指針(概要)(2023年3月30日公表)
WHOは、接種により得られる公衆衛生上の利益を踏まえ、定期の接種プログラムにおいて、高齢者等については更なる追加接
種を推奨する一方、健康な乳幼児、小児、成人等に対する更なる追加接種は、定期的には推奨しないとしている。また、健康な
乳幼児、小児については、初回接種についても、疾病負荷等を踏まえ各国において検討すべきであるとされている。
○ 現在、新型コロナへの感染やワクチン接種により、集団レベルの免疫が相当程度獲得されている。また、オミクロン株は感染力は高いが
重症度が低く、感染による死亡等が主に高齢者等の重症化リスクの高いグループに生じている。
○ こうした状況から、重症化リスクの高い人々を直接保護することを公衆衛生上の最優先事項として、現在の疫学的な状況に基づく
シナリオ(ウイルスが強毒化することはないが、重症化リスクの高い人々への定期的な追加接種(periodic booster doses)
を要する状況)において、以下のような接種の推奨を示す。
○ 本指針で検討されたトピックに関する既存の政策がある国では、ウイルスの変異、ワクチンの効果、プログラムの優先順位を考慮し、指
針に照らして将来の政策を検討することが推奨される。
優先度
具体的な対象者
初回接種、追加接種
更なる追加接種
高
・高年齢者※1 ・重大な併存疾患や高度の肥満を有する成人
・中等度から重度の免疫不全の生後6か月以上の者
・妊婦 ・医療従事者
推奨
推奨(最後の接種から12ヶ
月後又は6ヶ月後※2)
中
・健康な成人
・高度の肥満や併存疾患を有する生後6か月~17歳の者
推奨
定期的には推奨しない※4
低
・健康な生後6か月~17歳の乳幼児、小児
各国で検討すべき※3
定期的には推奨しない※4
※1 年齢の定め方は各国において検討すべき。概ね50-60歳が一般的。
※2 超高齢者(年齢の定め方は各国において検討すべき。概ね75-80歳が一般的)、多数の併存疾患を持つ高齢者、免疫不全の者については6ヶ月後
※3 疾病負荷、費用対効果及びその他の健康やプログラム上の優先度や機会コスト等に基づく。
※4 「定期的には推奨しない」とは、「ルーチンの接種プログラムに含めることを推奨しない」という意味。国によっては、集団リスク、疾病疫学、または保健上の優先事項
に基づいて、ルーチンの接種プログラムの中で接種を行う選択を取り得るとしている。
○ 現在入手可能なワクチンにおる、オミクロン流行下での症候性疾患や感染の減少に対する効果は限定的。モデリングによると、ワクチン
接種の公衆衛生上の利益(費用対効果)は、健康な小児と青少年について最も低いことが報告されている。
15