２：かかりつけ医を起点とした安全・安心で効率的・効果的な医療の推進
かかりつけ医を起点とした外来医療の機能分化・強化と連携により、
患者が必要な時に必要な医療を受けられるようにする観点から、
かかりつけ医機能の発揮を推進する。
２－１：かかりつけ医機能の実態に関する医療機関の傾向分析
かかりつけ医機能の適切な評価に向けて、総合的な診療、休日・夜間対応、オンライン診療、在宅医療、
診療情報提供、リフィル処方、プライマリケア医の配置、感染防止対策等の体制や診療実績に着目し、課
題を検証する。

２－２：日本にけるプライマリケアのアウトカム評価指標の試行的算出
かかりつけ医機能の評価を想定し、米国の事例を参考にアウトカム指標の一つとして、計画外入院の発生
比をレセプトデータから試行的に算出し、医療機関毎の差を比較する。

２－２－参考：米国における医療費節減効果等の評価に関する文献調査
かかりつけ医機能による医療費の節減効果や医療の質に関する評価の一つとして、米国メディケア・メ
ディケイドサービスセンター（CMS）における、メディケア共有節減プログラム（MSSP）による責任あ
るケア機関（ACO※）への追加報酬や基本報酬の一部返還の仕組みを概観したうえで、同プログラムで用
いられている ACO の医療費ベンチマークの算出方法や、メディケア加入者のリスクスコアの算出方法に
ついて調査する。
※ Accountable Care Organization。複数の医療機関から構成され、登録患者に対して質の高い医療を提供することに所属医療機関
が共同で責任を持つ。患者は、登録したACOに所属する医療機関以外を受診することも可能。

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