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「政策立案に資するレセプト分析に関する調査研究Ⅵ」<概要版> (9 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/
出典情報 政策立案に資するレセプト分析に関する調査研究Ⅵ(9/7)《健康保険組合連合会》
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2-2:日本におけるプライマリケアのアウトカム評価指標の試行的算出
【 対象患者 】急性心筋梗塞、認知症、心房細動、慢性腎臓病、COPD・喘息、うつ、糖尿病、心不全、脳卒中―の9疾患群のうち、
2つ以上に該当する40~74歳
【 対象施設 】主たる診療科が内科系で、対象患者が50人以上の診療所
【 判定方法 】2022年4月~9月における対象患者の計画外入院回数を施設毎にカウント
【リスク調整】年齢階級、疾患の種類、併存症の有無を考慮し、施設毎の計画外入院の発生率を調整
※ 本分析は試行的なものであり、施設間のリスク調整が完璧ではない可能性に留意する必要がある。
リスク調整の方法や計画外入院の定義等は報告書本編テーマ2-2(6)を参照。

全施設平均に対する施設毎の計画外入院発生比(リスク調整後)

計画外入院数が有意に多い施設(全施設の14.4%)
施設間で最大2倍程度の差。アウトカムが異なることを示唆。
施設(N=362)

計画外入院数が有意に少ない施設(全施設の11.3%)

⚫ 日本でもアウトカム指標の導入に関する研究を推進すべき。

⚫ かかりつけ医に対する診療報酬にアウトカム指標を活用する際には、診療実績等のプロセス指

標を組み合わせた総合的な評価を検討すべき。

⚫ 患者がかかりつけ医を選択する際の参考となるよう、アウトカム評価の見える化をすべき。
⚫ 分析精度の向上のため、医科レセプトへの主傷病や併存症の正確な記載を徹底すべき。

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