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資料2 重度訪問介護に係る報酬・基準について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35273.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第36回 9/19)《厚生労働省》
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入院中の重度障害者のコミュニケーション支援が必要な者の状態像について

(論点1 参考資料③ )

入院中の重度障害者のコミュニケーション支援が必要な者の状態像について


令和3年度「入院中の重度障害者のコミュニケーション支援等に関する調査研究」においては、障害や疾病により入院中のコミュニ
ケーション支援が必要であると想定される利用者の状態像について整理が行われた。
この調査研究によると、特別なコミュニケーション支援が必要な利用者の入院中の重度訪問介護の利用は、障害支援区分ではなく状態
像によるものであり、必要となる状態像によっては、最重度の障害支援区分6の障害者だけでなく障害支援区分4,5の利用者にも該当
することがあるとしている。

対象者として想定される状態像(例)

No







主な障害・疾病

1

四肢麻痺で、かつ、発声困難なケース

ALS、筋ジス、頸髄損傷、脳性麻痺 等

2

四肢麻痺で通常時は発声可能だが、病状によって発声困難となるため家族もしくは慣れたヘル
パーでないと意思の確認が困難なケース

ALS、筋ジス、頸髄損傷、脳性麻痺 等

3

センサースイッチでコミュニケーションをとっているが、傷病により使用不能となるため家族
もしくは慣れたヘルパーでないと意思の確認が困難なケース

ALS、筋ジス、頸髄損傷、脳性麻痺 等

4

文字盤でコミュニケーションをとっているが、傷病により眼球の動きが難しくなり、コミュニ
ケーションができなくなるため家族もしくは慣れたヘルパーでないと意思の確認が困難なケー


ALS、筋ジス、頸髄損傷、脳性麻痺 等

5

傷病によりいつもとれているコミュニケーションが取れなくなるため家族もしくは慣れたヘル
パーでないと意思の確認が困難なケース

ALS、筋ジス、頸髄損傷、脳性麻痺、重度知的障害、
高次脳機能障害 等

6

脳の障害等により、言語コミュニケーションが困難であり、家族もしくは慣れたヘルパーでな
いと意思の確認が困難なケース

脳性麻痺、高次脳機能障害、重度知的障害、精神障害


7

発話はできるものの、自分で意思を伝えることが困難であり、家族もしくは慣れたヘルパーで
ないと意思の確認が困難なケース

脳性麻痺、高次脳機能障害、重度知的障害、精神障害


8

極度の対人恐怖等があり、入院により環境が変わることにより、意思の確認が困難となるため
家族もしくは慣れたヘルパーでないと意思の確認が困難なケース

知的障害、精神障害、発達障害 等

9

強い不安や恐怖等による混乱(パニック)を防ぐための本人に合った環境や生活習慣を医療従
事者に伝達し、病室等の環境調整や対応の改善につなげるケース

重度知的障害、発達障害、精神障害(いわゆる行動障
害を含む) 等

※入院中の重度障害者のコミュニケーション支援等に関する調査研究事業(令和3年度障害者総合福祉推進事業)を基に障害福祉課で作成

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