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(資料2)「権利擁護・退院後支援について」(桐原構成員提出資料) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24234.html
出典情報 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(第6回 3/3)《厚生労働省》
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退院後支援について
鳥取県措置入院解除後の支援体制に係るマニュアル(p.1)を引用
平成 28 年7月 26 日、神奈川県相模原市の障害者支援施設「津久井やまゆり園」に施設の元職員
が侵入し多数の入所者等を殺傷した事件(以下「事件」という。)が発生した。元職員が精神科病院
に措置入院した経験があり、措置入院解除後約5カ月後の犯行であったことから、措置入院解除後の
フォロー体制について問題視する声が上がった。
国では、「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」を立ち上げ、
「措置入院解除後の支援」等について検討後、制度的な見直しを行っている。
鳥取県では、これまで、措置入院解除後、精神障がいのある方が地域に戻られる際、関係者による
ケア会議や家庭訪問の支援を行っていたところであるが、考え方や手順をまとめたものは無かったた
め、国の制度的な見直し内容を盛り込みながら、「鳥取県措置入院解除後の支援体制に係るマニュア
ル」(以下「マニュアル」という。)を作成することにした。
このマニュアルは、事件を受けて作成するものであるが、事件の再発予防を一義的な目的とするも
のではなく、精神障がい者の人権を守ると共に、精神障がい者への正しい理解が進み、精神障がい者
が地域で安心して生活を送ることができる支援体制づくりを目指すものである。
そのため、精神障がい者に対する誤った認識や差別、偏見に繋がらないよう精神障がいについての
正しい知識の普及啓発について、このマニュアルの中に盛り込み具体的な取組も進めていく。