よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料2-3 令和5年6月9日開催令和5年度第1回運営委員会資料4-2 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35848.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 血液事業部会(令和5年度第2回 10/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

はじめに : 血漿分画製剤の特徴
1.血漿分画製剤はヒト血漿から製造される医療用医薬品であり、下記のような特徴がある。
※ 2008年「血漿分画製剤の製造体制の在り方に関する検討会 報告書」および
2012年「血漿分画製剤の供給のあり方に関する検討会 最終報告書」(以下、供給のあり方検討会)より一部引用、抜粋、要約

➢ ヒトの血漿中のタンパク質を抽出・精製したものであり、アルコール分画により抽出される。
➢ 製造量の最も多い分画製剤の製造に必要とする原料血漿量が配分されると、
一連の製造工程が進む中で、未利用分の画分が生じることとなる。(連産品)
➢ 原料となるヒトの血漿(原料血漿)から複数の製剤が製造されることから、特定の製剤の
収益性だけでなく、血漿分画製剤全体における収益性が事業の安定性の面で重要となる。
➢ 万一ウイルス等が混入した場合、多数の患者が感染する恐れがあるが、最先端の
ウイルス除去・不活化処理工程が導入され、製剤の安全性は飛躍的に高まっている。
➢ 輸血用血液製剤と異なり複数製剤の競争環境にさらされることで経年的に薬価が下がってきた。
➢ ヒトの血漿から製造される製剤であることから画期的な新薬の開発の可能性はほとんどない。
2