よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


総-4参考3○診療報酬基本問題小委員会からの報告について (151 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00220.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第561回 10/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

静脈栄養と経腸栄養の選択基準

診調組 入-1
5.8.10

○ 消化管が機能している場合は、経腸栄養を選択することを基本である。
○ 経腸栄養が禁忌となるのは、汎発性腹膜炎、腸閉塞、難治性嘔吐、麻痺性イレウス、難治性下痢、活動
性の消化管出血などに限定される。
静脈経腸栄養ガイドライン第3版より抜粋
(日本静脈経腸栄養学会編集)

静脈栄養と経腸栄養の選択基準

○ 腸が機能している場合は、経腸栄養を選択することを基本
とする(推奨度Aエビデンスレベル2)。
○ 経腸栄養が不可能な場合や、経腸栄養のみでは必要な栄
養量を投与できない場合には、静脈栄養の適応となる(推
奨度Aエビデンスレベル2)。
○ 大原則は、「腸が機能している場合は腸を使う」である。そ
の理由として、経腸栄養は静脈栄養に比べて生理的であり、
消化管本来の機能である消化吸収、あるいは腸管免疫系
の機能が維持されることが挙げられる。
○ 臨床における静脈栄養と経腸栄養の比較では、静脈栄養
に比べて経腸栄養の方が感染性合併症発生頻度が低いこ
とも事実である。
○ 経腸栄養が禁忌で、静脈栄養の絶対適応とされるのは、
汎発性腹膜炎、腸閉塞、難治性嘔吐、麻痺性イレウス、難
治性下痢、活動性の消化管出血などに限定される。

宮澤靖. 静脈経腸栄養(1344-4980)22巻4号 Page455-463(2007.12)

151