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資料1-2-6 厚生労働省 御提出資料 (24 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231120/medical02_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第2回 11/20)《内閣府》
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情報通信機器を用いた診療に係る中医協総会等における主なご意見
<令和5年11月8日 中医協総会 外来について(その2) >
○ 不適切なオンライン診療が増え、患者と医療者に不安や不信が生じることが、普及に対して最大のブ
レーキになる。効率性や利便性のみを重視した安易な拡大は、不適切な診療に繋がりやすく、普及にか
えって逆効果。医療において、いったん何か問題が生じた場合には取り返しがつかないという特性があ
る。有効性と特に安全性を確保し、必要性の高いところへ着実に広げていくことで安心と信頼を高めるこ
とが最大の普及策になる。
○ 指針では、オンライン診療が困難な場合に連携する他の医療機関で対面診療を実施することを求めて
いる。患者が速やかにアクセスできない医療機関において、直接の対面診療ができる体制があるか疑問。
〇 麻薬や向精神薬は濫用等の恐れがあることから、麻薬及び向精神薬取締法によって取扱いが厳格に
規制されている。情報通信機器を用いた診療を行う場合、患者のなりすましや虚偽の申告による濫用・
転売の防止が困難。初診からの向精神薬の処方は認められておらず、都道府県等を通して指導すべき。
〇 睡眠薬の中でも依存性の高い薬物、特にいわゆるベンゾジアゼピン系薬物は濫用されやすく、初回に
限らず常に処方量の確認や適正な服薬を指導する必要がある。これを怠ると、依存症やその結果として
の副作用や事故の発生にもつながる。オンライン診療で安易に向精神薬を安易に処方することは、厳に
慎むべき。精神科領域におけるオンライン診療の活用は、精神科領域の診療特性に基づいて、診療報
酬上の評価の安易な拡大により、患者にとって不利益が生じ得ることを念頭において慎重に議論すべき。
〇 オンライン診療は患者にとって便利であるが、国の指針が守られなければ危険と認識した。国の指針
は明確になっている訳であり、安全が担保できるように対策が必要。

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