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「がん研究10か年戦略(第5次)」について (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_231115_00001.html
出典情報 がん研究10か年戦略(第5次)について(12/25)《厚生労働省》
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ケアにおける標準治療の開発に関する研究
長期的な患者の QOL を評価軸とした新たな標準治療に関する研究
リアルワールドデータの活用を含む新たな標準治療の有効性・安全性の
検証及び実装に係る研究
新たな標準治療の医療経済上の影響を評価する研究
小児・AYA 世代のがん、高齢者のがんなど、ライフステージに応じた新
たな標準治療の開発に関する研究
希少がん、難治性がん等のがんの特性に着目した新たな標準治療の開発
に関する研究
がん患者やその家族等の多様なニーズへの対応を目的とした患者報告ア
ウトカムやその他の患者の多様な価値観を評価する方法に関する研究
腫瘍循環器学や腫瘍腎臓病等のがん関連学際領域に関する研究

(3)「がんとの共生」に資する研究
がん患者やその家族等ががんとともに尊厳を持って安心して暮らせる社会
を構築するためには、相談支援・情報へのアクセシビリティの向上や、サバ
イバーシップ支援8の充実により、多様なニーズに対応することが求められて
いる。
相談支援については、患者の療養生活が多様化する中で、患者やその家族
等の心理・社会的な課題に持続可能な形で対応していくことが求められてい
る。また、情報提供については、全ての患者やその家族等、医療従事者等が、
必要な情報及び正しい情報に継続的にアクセスできる環境を整備することが
重要である。
さらに、がん患者・経験者の QOL 向上による充実したサバイバーシップを
実現するため、がん患者やその家族等の心理・社会的な課題や様々な格差等
を明らかにし、その課題解決に資する研究や、がん患者やその家族等の健康
増進に関する研究が求められる。加えて、療養環境についてはライフステー
ジに応じて様々な異なる課題があり、個別の状況に応じた対応が必要となっ
ている。
(3-1)誰もがアクセス可能な相談支援・情報提供

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「サバイバーシップ支援」とは、がんになったその後を生きていく上で直面する課題を
乗り越えていくためのサポートをいう。
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