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「がん研究10か年戦略(第5次)」について (16 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_231115_00001.html |
出典情報 | がん研究10か年戦略(第5次)について(12/25)《厚生労働省》 |
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試験に橋渡しするための研究
(5-3)バイオバンク・データベースの整備、連携強化及び利活用促進
日本には、多様なバイオバンクやデータベースが存在する。新たな創薬や
治療法の開発に向けては、バイオバンクやデータベースの整備に加え、バイ
オバンク間のネットワークの構築や、アカデミアや企業等による利活用を図
る必要がある。
平成 28(2016)年1月より、がん登録等の推進に関する法律(平成 25 年法
律第 111 号)に基づく全国がん登録が開始され、がんの罹患、診療、転帰等
に関する情報がより高い精度でデータベースに登録され、その利活用が可能
となった。また、令和4(2022)年9月に策定された「全ゲノム解析等実行
計画 2022」に基づき、がんや難病患者を対象とした全ゲノム解析等が推進さ
れ、全ゲノムデータ及び質の高い臨床情報を搭載した情報基盤の構築及び事
業実施組織の発足を含む利活用環境の整備を進めている。がん医療の質の向
上等に貢献するため、これらの情報基盤の利活用を一層推進していく必要が
ある。
各種のバイオバンク・化合物ライブラリ・医療情報に関するデータベー
ス等の連携及びその利活用を推進する研究
ゲノム解析、マルチ・オミックス解析データ及び質の高い臨床情報・検
体等を含む多層的なデータベースの整備と、データを活用した新規治療
開発等に資する研究
創薬等に資する各種細胞株や患者由来の臨床検体等を含むバイオバンク
の整備及び利活用の促進に資する研究
(5-4)先端的な科学技術の活用や異分野融合
がん領域における AI 等の先端的な科学技術の活用については、画像診断支
援領域において、多くのプログラム医療機器が承認され、臨床現場で実装さ
れているほか、AI を用いた手術支援システムの開発やゲノム医療への応用が
進められている。加えて、生成 AI、量子技術等の先端的な科学技術の新規治
療開発等への応用が期待されている。特に、生成 AI の活用により、今後の医
療や研究のあり方が大きく変わることも想定される。生成 AI をはじめとする
先端的な科学技術を、AI ガバナンスに配慮しつつ、積極的に活用していくこ
とで新たなイノベーションを生むことが期待される。がん患者・経験者のニ
ーズを踏まえ、先端的な科学技術の活用や、異分野融合による研究を推進す
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(5-3)バイオバンク・データベースの整備、連携強化及び利活用促進
日本には、多様なバイオバンクやデータベースが存在する。新たな創薬や
治療法の開発に向けては、バイオバンクやデータベースの整備に加え、バイ
オバンク間のネットワークの構築や、アカデミアや企業等による利活用を図
る必要がある。
平成 28(2016)年1月より、がん登録等の推進に関する法律(平成 25 年法
律第 111 号)に基づく全国がん登録が開始され、がんの罹患、診療、転帰等
に関する情報がより高い精度でデータベースに登録され、その利活用が可能
となった。また、令和4(2022)年9月に策定された「全ゲノム解析等実行
計画 2022」に基づき、がんや難病患者を対象とした全ゲノム解析等が推進さ
れ、全ゲノムデータ及び質の高い臨床情報を搭載した情報基盤の構築及び事
業実施組織の発足を含む利活用環境の整備を進めている。がん医療の質の向
上等に貢献するため、これらの情報基盤の利活用を一層推進していく必要が
ある。
各種のバイオバンク・化合物ライブラリ・医療情報に関するデータベー
ス等の連携及びその利活用を推進する研究
ゲノム解析、マルチ・オミックス解析データ及び質の高い臨床情報・検
体等を含む多層的なデータベースの整備と、データを活用した新規治療
開発等に資する研究
創薬等に資する各種細胞株や患者由来の臨床検体等を含むバイオバンク
の整備及び利活用の促進に資する研究
(5-4)先端的な科学技術の活用や異分野融合
がん領域における AI 等の先端的な科学技術の活用については、画像診断支
援領域において、多くのプログラム医療機器が承認され、臨床現場で実装さ
れているほか、AI を用いた手術支援システムの開発やゲノム医療への応用が
進められている。加えて、生成 AI、量子技術等の先端的な科学技術の新規治
療開発等への応用が期待されている。特に、生成 AI の活用により、今後の医
療や研究のあり方が大きく変わることも想定される。生成 AI をはじめとする
先端的な科学技術を、AI ガバナンスに配慮しつつ、積極的に活用していくこ
とで新たなイノベーションを生むことが期待される。がん患者・経験者のニ
ーズを踏まえ、先端的な科学技術の活用や、異分野融合による研究を推進す
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