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都道府県の取組の好事例(熊本県・沖縄県) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000080850.html#shien
出典情報 2025年に向けた地域医療構想の取組の更なる推進に向けた国の支援(3/28)《厚生労働省》
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北部地域再編に向けての取組①
北部医療圏の現状と課題
〈自然的・地理的な特殊性〉
・北部は沖縄本島の約半分の面積を占める広大な地域。また、離島・過疎地域を多く抱えている。

〈社会的な特殊性〉
・人口は平成17年から減少傾向で推移。高齢化率は年々上昇しており、令和22年には高齢化率が34.3%に達する
見込み。
・北部地域の一人当たり市町村民所得は、全国最下位の一人当たり県民所得と比べてもなお低い状況。
〈固有の事情〉
・人口10万人規模の北部医療圏において2つの同規模の急性期病院が存在。医師の分散と患者の分散による非効率
な経営が続いている。
・依然として無医地区が存在することや、慢性的な医師不足による度重なる診療制限・診療休止が発生している。

北部地域の厳しい現状
主な診療制限・診療休止
【県立北部病院 】

【北部地区医師会病院】

産婦人科:救急対応を制限(平成21年5月~25年3月)

脳神経外科:閉診(平成21年10月)

産婦人科:分娩数の制限(平成28年9月~31年4月)

高気圧治療・潜水外来:閉診

外科:夜間救急患者の受入制限(週3日)

(平成27年9月)

(平成29年8月~平成30年3月)

内分泌代謝科:受入制限

脳神経外科:診療制限(週1日)(令和2年1月~継続)

(平成29年1月~8月)

泌尿器科(令和元年7月~継続)

患者の流出
急性期の入院患者の24.3%が圏域外へ流出
〈特に流出患者や流出率が高い疾患〉
眼科系疾患 66.7%
耳鼻科系疾患 62.5%
女性生殖器系疾患及び産褥期疾患・異常分娩
60.0%
血液・造血器・免疫臓器の疾患 72.7%

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