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(参考資料2)医師の働き方改革に関する検討会 報告書 (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21428.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第16回 10/14)《厚生労働省》
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れ、医師の健康を確実に担保するとともに、暫定特例水準である(B)水準の
解消等に向けて、労働時間の短縮を着実に推進することが最も重要である。


こうした認識に立って、個々の医療機関は、タスク・シフティング等の実践や
マネジメント改革による労働時間短縮、医師の健康確保のための取組をしっか
りと進めるべきことは言うまでもない。そのもとで、労使で十分に話し合い、
必要最小限の時間外労働について36協定を締結することが重要である。さら
に、これと同時に、地域医療を確保するためにも、医療機関を実効的に支援す
ること、医療提供体制の改革や医師偏在是正・確保策など医師の働き方改革に
関連する各施策を総合的に進捗させること、さらに、「「いのちをまもり、医療
をまもる」国民プロジェクト宣言!」に盛り込まれた方向で、今まで以上に医
療に係る国民の理解や関わりも不可欠である。社会をあげてこれらを確実に実
行に移していけるよう、厚生労働省をはじめとした行政の速やかな具体的対応
を強く求める。



また、本検討会の議論を契機として、医師自身が自らの働き方に関心を持ち、
よりよい改革のために関わろうとする動きも現れてきている。本報告書の内容
の制度化に向けた検討においては、医師の健康確保が最優先であることを共通
認識としつつ、こうした動きとも連動して、よりよい方向性に高めていくこと
もまた重要である。



医師と国民が受ける医療の双方を社会全体で守っていくという強い決意が、一
人でも多くの国民・医療関係者に共有されることを願って、本検討会を閉じ
る。

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