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【資料3】新型コロナの抗体保有状況調査の実施結果(報告)及び感染症危機発生時における血清疫学調査の考え方について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40300.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第85回 5/27)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症対応時において
これまでに実施された血清疫学調査の概要①

参考

住民基本台帳からの無作為抽出者を対象とした調査(住民調査)


目的 調査地域内に居住する住民から無作為に抽出された者を調査対象として抗体保有状況を評価



方法 住民基本台帳から無作為抽出された数万人の調査対象候補の中から同意が得られた者を調査対象者
として採血を実施し、抗体検査を実施



特徴 調査対象者からワクチン接種歴や過去の感染歴・診断歴、既往歴、併存疾患、職業、生活歴、居住
環境などの対象者の属性に関する詳細な情報を質問紙により収集可能であることと、同じ対象者を一定期
間追跡するコホート調査も実施可能であることから、調査対象地域の抗体保有状況だけでなく、感染リス
ク因子同定など感染症対策に極めて有益な様々な知見が得られる。



制限 採血に際し必ず対象者の同意を得なければならず、調査に協力する意思にある者に対象者が限定さ
れることから、真に無作為抽出された者を調査対象とすることは困難。また、採血を実施するために、診
療所等の採血に適した採血会場に対象者自身が来場する必要があり、採血会場の規模や数、設置期間、設
置場所によって、収集可能な検体数が制限されるととともに、採血会場へのアクセスのしやすさや、抗体
検査を⽬的とした採血の実施が、対象者の偏りの原因となる。また、1回の調査コストが高く、調査対象
地域と調査回数が限定される。

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