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資料3 令和3年度病床機能報告の実施について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20117.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会 地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ(第1回 7/29)《厚生労働省》
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「稼働病床数」の取扱いについて
【現状の取扱いと課題】
(現状)
○ 病床機能報告では、病床機能の分化・連携の
取組の中で、病床規模等を検討する際の参考と
することができるよう、「稼働病床数」として、
病棟ごとに、「過去1年間に最も多く入院患者
を収容した時点で使用した病床数」の報告を求
めているところ。
※ 記入要領において、「稼働病床数」について「許可病
床数から過去1年間に一度も入院患者を収容しなかった
病床数を除いた病床数」と定義。
同時に、注釈において、「過去1年間に一度も入院患
者を収容しなかった病床数」は、「許可病床数から、過
去1年間に最も多く入院患者を収容した時点で使用した
病床数を差し引いて算出すること」としている。


一般的な診療実績指標である「病床利用率」(1年間
の平均入院患者数をベースに算出)については、病床機
能報告の報告項目(在院患者延べ数、許可病床数、診療
実日数)から算出可能。

(課題)
○ 「稼働病床数」は、一般的な診療実績指標で
ある「病床利用率」と大きな差があり、「許可
病床数」とほぼ近似している状況にある。
○ 病床機能の分化・連携の取組に関する検討に
資するよう、病床の利用状況(年間を通じた変
動の状況・病床機能ごとの状況)をより正確に
把握する必要がある。

【対応案】


一般的な診療実績指標である「病床利用率」に加え、病床の利用状況
(年間を通じた変動の状況等)をより正確に把握する観点から、以下の
ように取り扱うこととしてはどうか。
① 病棟ごとに、「最大使用病床数」(過去1年間(*)に最も多く入院
患者を収容した時点で使用した病床数/従来の「稼働病床数」に相当
するもの)、任意(※1)で「最小使用病床数」(過去1年間(*)に
最も少なく入院患者を収容した時点で使用した病床数)について報告
を求めることとしてはどうか。
*過去1年間は、前年4月~報告年3月。

② ①の報告項目について、病棟ごとの報告だけでなく、当該病院全体
での「最大使用病床数」及び「最小使用病床数(任意(※1))」
(※2)を求めることとしてはどうか。

※1

令和3年度報告は任意とする。

※2

病棟ごとの報告だけでは、各病棟の「最大使用病床数」や「最小使用病床数」
が、それぞれ異なる日の病床数となる可能性があり、各病棟の報告値を単純に足
し上げた場合、実態よりも過大・過小な数値となるおそれがある。
このため、病院全体での「過去1年間で最も多く入院患者を収容した時点で使
用した病床数」「過去1年間に最も少なく入院患者を収容した時点で使用した病
床数」についても、報告を求めるもの。

※3

新型コロナウイルス患者の受入れに備えた空床確保や、感染管理・人員確保等
のための休床を実施している医療機関では、本項目の数値が低くなることが想定
される。このため、新型コロナ患者対応のために入院患者を収容していない病床
数については、「使用した病床数」に含めることとして差し支えない旨を明確化
してはどうか。

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